自分の高専進学の決断に対して思うこと
自分が現在のキャリアを築くにあたり、欠かせない経験が「高専」でした。正式名称は「高等専門学校」で一般的に「国立」という位置付けです。
個人的に考える、普通高校に比べての高専のメリットは次の通りです。
自分は木更津工業高等専門学校(木更津高専)に進学しました。工学の基礎をひと通り学び、専攻科過程を含めて7年間を過ごしました。仕事の主軸と言える「有限要素法」という解析手法にも出会いました。
今回は自分の高専進学に関して、ひとつの参考事例として書くことにします。
#今回は春の特別企画 「#受験体験記」に参加する旨で書きました。よろしくお願いします。
高専進学までとその先の話
中学時代は塾に通わない生活を過ごしていたので、進学に関してあまり関心がありませんでした。ただ、対人関係を上手く作ることができず、進学する段階でリセットしたい気持ちはありました。
そのため、自分と同じ出身中学が居ない場所に行きたいという気持ちが何処かにありました。幸い、学力面は恵まれていたので、選択肢は多い状況でした。
そんな折に、父がPTAをしていた関係で「高専」の話を聞くことに。数学に自信はありましたので、流れに任せるように一般受験をして合格しました。英語が壊滅的でしたので、合否を聞いた時は驚きました。
高専という選択は個人的に本当に良いものでした。自分の数学の力を存分に活かせたこと、現在の仕事に直結する計算力学という未知の分野を研究活動を通じて理解できたこと。これらが非常に大きいです。
一方で、対人関係(コミュニケーション)に関して難がありまして、当初は勉学は良くても所属するクラス(コミュニティー)に上手く適応できず。これは高専に限らずだと思いますが、逃げながらの苦労が続きました。
仕事に関しては非常に良いステップになりましたが、根底の人間性(ヒューマンスキル)に関しては課題を残したままでした。これは現在進行形の課題と言えるかもしれません。
自分が高専生活をやり切れた理由
これまで書いたとおり、自分は中学時代に高専進学の対策を特にしていた訳ではなくて。数学が得意という自負があり、そのスタンスを高専の進学後も貫き通せたことが、自分が高専生活をやり通せた理由だと思います。
進学した当初こそクラスの順位は後半辺りでしたが、最終的に2位まで上り詰められたのも、自分の「勉強」に対する自信を崩さずに済んだから。対人関係が良好になれたのも、この辺がひとつの起点になりました。
学生当時は「自己肯定感」という言葉もメジャーではなくて、それを「勉強」を通して作れたことが、強みになりました。
今を思い返せば、学校で「高専」という選択肢を知れたことが大きかったです。自分み塾に通わず、両親も進学に関しては知識が少なくて。中学時代に数学が圧倒的にできた点を先生方がきちんと見抜いたことが、功を奏した気がします。
もちろん、父がPTAを通じて学校と良好な関係を築いていた点も大きいです。感謝したいところです。
自分が伝えたいこと。自分の人生戦略として「理系」を特化させる方向性を考えているならば「高専」という選択肢は十分にあると思います。折角の機会として、チャレンジしてみても良いと思います。
おわりに
自分は高専進学という選択を決めたことが、今の人生の原点であるように思います。現実は紆余曲折(苦労)もありましたが。
これまで書いた通り、自分の人生戦略(理系)と現実が整合したことで、自分に何とか自信を持てるようになりました。それが学生時代を切り抜けることができた主な要因でした。
能力的にも「適材適所」という言葉は存在します。まだ自分自身の情報量も少ない状態だと思いますが、どのように自分の能力を活かすかという視点で、進学先を検討してみると良いと思います。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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