【開催記録】第35回アート対話カフェ 2023/02/27
毎月土曜開催のアート対話カフェですが、「平日の夜の部があると嬉しいな…」というお声をいただき、平日夜の部を新設してからの初開催となりました。
初参加の方を含め、4名の参加者で約1時間程、鑑賞を行いました。
ファシリテーターの想い
今回の作品はちょっとだまし絵的要素を含んでいます。
一体皆さんにはどう見えるのか…。
参加者同士で対話を重ねて作品を鑑賞して、今回限りの一期一会のメンバーでの鑑賞の場をつくっていければという願いがありました。
作品はマレーシア・ペナン島のストリートアートのひとつ。
アーネスト・ザカレビッチ『Kids on Bicycle』2012制作
参加者の発言
描かれている二人は楽しんでいるようだけど、自転車のサイズが合ってない。自転車を運転している子どもは女の子のように見えるけど、自転車が地味。
本当にこの子の自転車なのだろうか。私も自転車のサイズが合ってなくて危ないと思ったのですが、よく見ると自転車は本物で子どもが描かれているのではないか。
立体作品と平面作品を合わせたものだと思う。
子どもの表情が楽しそうで、子どものときって、ただ自転車に乗っているだけで楽しかったよなという気持ちが、この画面から表れている。壁に、ネコの顔やフードを被った人が見えます。だまし絵にも見えます。
私にはネコにも足があるようにも見えてきました。
子どもは、顔も彫りが深くないので東洋人かな。
自転車がスタンドもなく、まっすぐ立っているので、壁側のペダルが壁に差し込まれて支えられているのかな。
自転車の前の子どもの後ろ髪が、ゴムで結わえてあれば女の子にも見えるし、黒い塊が壁のシミなら男の子にもみえる。
画面越しに見える、皆さんの食い入る様な眼差しがとても印象的でした。
皆さんも是非、1日の終わりに対話型鑑賞会に
参加してみませんか?ご参加お待ちしております!
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