コインロッカー

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作品制作に未来はあるのか

ふと思うことがある。作品ばかり作って何になるのだろうか。ただ一人で黙々と作品を作るから余計にそう思うのだろう。もっと人と関わるべきだなと思った。 自分はどう生きようか。先行きの見えない将来をどう生きたいのか。美術は自分の唯一の武器だ。それは揺るぎないものなのだが、その武器の振り方がいまいち分からない。 今思う将来像は ●作品作る(これが自分にとって社会と繋がる方法) ●旅する(人と出会い、知ること、生きるとは何かを問い続けるため) ●読書(生きるとは何かを問い続けるため) ●

    • 「2002年ソウルスタイル」を見て

      これはある実験的試みだ。国立民俗学博物館がソウルのある一家にある全てのモノを調査し分析、そして展示するという生活そのもの自体を研究対象とするものだ。格別、その一家に大統領がいるとか、W杯の選手がいるとかでもなく、至って普通の生活をしている一家だ。そこにある毎日使うモノから、捨ててもいいゴミ屑まで一つ一つ調査していくと、例えばどこにでもあるような1本の鉛筆だったとしてもその人にとっては誕生日に友達から貰った鉛筆だとか、冷蔵庫ひとつとっても中のもを調べてみるとキムチが13パックも

      • 川瀬巴水

        川瀬巴水展を見に行った。どれも色彩の発色が美しく、作品から自然の音が聞こえてくるようだった。一枚の作品から描かれているその場所の空気感、空間、量感、音が頭の中で想像できることに巴水の確かな観察力と技量、表現力が伺えられる。特に「東京二十景 大森海岸」は水の表現から夜の静寂の中で灯る明かりの描き方のバランス感覚が素晴らしく、見入ってしまった。音が想像できる作品を私も作りたいと感じた、心が満たされる展示だった。

        • 境界

          私はどこを歩いているのだろうか。アスファルトで埋められた地面と長く生命の循環がなされている土の上と、その境界を歩きながら変遷する歴史を思う。

          最近の気になるもの

          映画、オールナイト上映、 伊坂幸太郎「砂漠」、村上春樹「東京奇譚集」「ねじまき鳥のクロニクル」、会田誠「ゲイサイ」、町田康「口訳 古事記」 一人打ち上げ、フルーツポンチジュース、コーヒー 美術館巡りが再燃している…🔥 他者、この世界を観察しそれをどう切り込んで提示するかに興味があるのか…? 社会における、寂しさ、虚無感に意識がむいている。

          最近の気になるもの

          11/4 フルーツポンチ

          フルーツポンチジュースを作った。ベリー系とミックスフルーツ、ブドウ入りブドウゼリー、そして三ツ矢サイダー。フルーツポンチは豪華かつ贅沢で見た目も味も飲むたびに異なり、楽しめるところがすきだ。キャンバスに絵の具を置いている感覚に似ていて、作品を鑑賞するような奥深い魅力がフルーツポンチにはあるように思う。

          11/4 フルーツポンチ

          ライブの余韻

          芸祭2日目の翌日の朝、体に灯る残り火。 ライブとはその場に集う者たちと演奏者によって内から発せられるエネルギーが火球のように一瞬にして強く輝く瞬間を体感することだと思う。だからこそ、ライブの余韻は満足感と共に嵐の後の静けさのようなどこか寂しさを感じる。

          11/2 ゲイサイ

          初日楽しかった…熱気とやら、色とりどりの創造物、奏でる音楽まで。濃い個性の塊、自分にはないイマジネーションを持つ人々が集う場に酔いしれた。皆の血肉の詰まった情熱溢れるこの時を存分に浴びたい。負けてられない。この手に沸々と沸くエネルギーを使って、突き抜けるぞ。刹那的に過ぎるであろうこの一生をどれだけ意識的に生きられるのか、これが今の私のミッションだ。