【日常写真日記#09】朝猫

今日は珍しく早起き。朝の静かな時間、寝室を出るとすぐに、我が家の猫、ちぃちゃんが迎えに来てくれた。彼女の可愛らしいハチワレ模様が、朝の柔らかな光に映えて、心が自然と和む。どこからともなく現れた彼女は、いつものように軽やかな足取りでリビングへと導いていく。

朝日のスポットライトに照らされるちぃちゃん。

細窓から差し込む朝日がリビングの一部を照らし、ちぃちゃんはまるでそのスポットライトの主役のようだ。黒い毛並みが光を受けて艶やかに輝き、彼女の動きに合わせて影が滑らかに伸びる。その姿に、見とれてしまうほどの美しさを感じた。静かな朝の時間が、ちぃちゃんのおかげで一層特別なものに変わっていく。

リビングに着くと、ちぃちゃんはさっそく自分の定位置へ。テーブルの下やマットの上、さらには大きめのぬいぐるみの上まで、どこにでも寝転がってもふもふタイムを楽しむ彼女。時折、ゴロゴロと喉を鳴らしながら、満足そうにくつろいでいる姿が何とも言えない可愛さだ。そんな彼女を見ていると、こちらも自然とリラックスしていく。

「朝日浴び　もふもふ揺れる　ハチワレ猫」

その姿を眺めていると、忙しい日々の中で忘れがちな小さな幸せを思い出させてくれる。猫が持つ不思議な力、ただそこにいるだけで、空間が穏やかで、心地よいものになる。ちぃちゃんがテーブルの下でまどろんでいる姿は、まるで自分だけの特等席で、心の底から安心しているように見えた。

テーブルの下でくつろぐちぃちゃん。

そんな姿を見ていると、こちらまで気が緩んでしまう。猫がいるだけで、家の中がまるで違う空気に包まれるのは本当に不思議だ。仕事のことや、これから始まる一日のことを考えながらも、ちぃちゃんを眺めていると、どこか心が落ち着いてくる。ちぃちゃんにとって、この家が一番の安らぎの場所であればいいなと、ふと思う。

朝の光がさらに強くなり、リビング全体を包み込む頃、ちぃちゃんは再び体を伸ばして、まるで日向ぼっこを楽しむように寝転がった。そんな彼女の姿を見ながら、一日の始まりを静かに迎えることができた。