タイ美術 "ベンジャロン焼き"
สวัสดีค่ะサワディーカー東京(元バンコク)の絹美です。
4/23(土)開催の『サロン・ド・わおん』
今回のテーマは「本とアートが織りなす世界」
(イベントは終了しました。ありがとうございました!)
タイをテーマにした1冊は、
●遠藤周作『王国への道』(新潮社文庫)
歴史の授業で1度は耳にした山田長政が主人公のお話です。
山田長政がシャム(タイ)に渡ったのはアユタヤ時代のとき。
途中、ビルマに一時支配された時もありましたが、
アユタヤ時代は1351年〜1767年まで続きました。
そんなアユタヤ時代後期に始まったとされる焼き物が、
今!東京国立博物館で見られます。
写真はベンジャロン焼き(展示解説ではベンチャロンと記載)と呼ばれる焼き物です。
アユタヤ時代後期、
タイの王室はタイならではの文様をもつ磁器を、
当時技術の高かった中国・清へ特別に注文していました。
それがベンジャロン焼きです。
中央に描かれているのは天人です!
緻密な文様・あざやかな彩色にうっとりしてしまいますね。
東京国立博物館 本館14室
東南アジアのやきもの―収集と研究の軌跡―
2022年5月15日までの展示です。
最近、気がついたことは
日本ではタイ美術を鑑賞する機会が非常に少ないということ。
オンラインセミナーではその他アユタヤ時代の仏像をご紹介する予定です!