#薬剤師
小児患者に対するテジゾリド(シベクトロ)の使用はできるか?
本記事は、医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、個人的に英文を翻訳しており、論文を読む時の解釈が個人の見解に基づいているため、誤っている可能性があります。また、私の所属している施設などとは一切関係がないこと、未承認用法用量の内容等を含んでいることを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
はじめに久しぶりの投稿です。
4月に入り異動先が前施設と比較し、小児患者を扱っている数が
バンコマイシンの至適トラフ濃度域を得るための投与量は体型により変わるか?
本記事は、医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、個人的に英文を翻訳しており、論文を読む時の解釈が個人の見解に基づいているため、誤っている可能性がありますし、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
はじめに久しぶりの更新です。
また、バンコマイシンの投与と体型に関する話題です。
完全に趣味で過去の論文を調査しています(自分の書いて
肥満および非肥満症例でのバンコマイシンの投与戦略による1日投与量と安全性の違い
本記事は、主に医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
はじめに2009年にバンコマイシンのTDMガイダンス[1]がIDSAより公表されてから、こぞってトラフ値 10-20μg/mLを目標に治療を行なってきたと考えられる。
そもそもトラフ値10-20μg/mLはAUC400mg・h/L以上とな
KPC産生腸内細菌科細菌感染症症例とNDM産生腸内細菌科細菌感染症症例ではどちらの臨床転帰が悪いか? (DOI:https://doi.org/10.1016/j.cmi.2020.09.043)
本記事は、主に医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
はじめに今日は気が向いたので、要旨だけですが、1本読みました。
カルバペネマーゼ産生菌 (CPE)のうち、日本ではほとんどお見かけしないKPC産生菌とNDM産生菌による感染症症例の臨床的な転帰を比較した論文です。
CREについては、耐
薬剤耐性グラム陰性菌感染症の治療ガイダンス (IDSA)を読み解いていく -CRE編 その3-
本記事は、主に医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
はじめに先日、IDSAから公表された、薬剤耐性グラム陰性菌感染症の治療ガイダンスについて、記事にしています。
この内容を少しずつ読み解いていくという内容で記事を書いています。
初回は、導入部分の抗菌薬に関するセクションについて、内容を
米国における注射オピオイド使用に関連した長期感染性心内膜炎死亡率:モデル研究。
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はじめに感染症領域でも、治療が困難なものとして、感染性心内膜炎(IE)が知られている。
IE自体の疫学等は、日本循環器学会が公表している"感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年度版)に詳細が記載されています。
これに
薬剤耐性グラム陰性菌感染症の治療ガイダンス (IDSA)を読み解いていく -CRE編 その2-
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はじめに先日、IDSAから公表された、薬剤耐性グラム陰性菌感染症の治療ガイダンスについて、記事にしています。
この内容を少しずつ読み解いていくという内容で記事を書いています。
初回は、導入部分の抗菌薬に関するセクションについて、内容を
COVID-19パンデミックにおける薬剤師の世界的貢献 (日本以外。。。)
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はじめに
先日から、何度か、COVID-19流行時に各国の薬剤師がどういう活躍をしているかの論評などについて記事にしてきました。
今回は、日本は含んでいませんが、COVID-19の流行下における、9カ国での薬剤師の活動などについてまと
重症患者におけるβ-ラクタム系抗菌薬の目標達成率の低下とその危険因子は?
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今回は、重症患者(=ICUに入室するような重症患者)での、抗菌薬のPK/PDパラメータの達成率低下とその低下に関わる因子は何かを前向き研究で行った報告を読みましたので、この内容について少し触れていきます。
抗菌薬は、それぞれの抗菌活性、薬物
セファゾリンとエルタペネムによるサルベージ療法で持続性メチシリン感受性黄色ブドウ球菌血症を迅速に治癒が可能らしい
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さて、今回は、感染症関連の雑誌に過去に掲載されていた論文の内容を記事にしていきます。
持続性メチシリン感受性黄色ブドウ球菌 (MSSA)血症に対してセファゾリンとエルタペネムによる併用療法で、治療が迅速に行えたという内容です。
タイトルの
COVID-19流行時における病院薬剤師の臨床研究での役割
本記事は、医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
先日から、COVID-19流行時の薬剤師の活動、役割等について触れてきています。
今回は、臨床研究にどう関わっているかというような内容の記事を学術誌に掲載されていました(論評のようなものです)。
COVID-19の感染拡大に伴い、各国、様
SARS-CoV-2流行時の薬剤師の重要な役割
先日は、COVID-19流行時の薬剤師の活動やフロントラインの職種なんだという論評を和訳したものを記事にしました。海外における地域薬剤師(いわゆる、保険薬局の薬剤師)および病院薬剤師のそれぞれの活動内容について、どういうことをされているかということがすごくよくわかる論評だったように思います。
今回は、米国(ニューヨーク)の教育病院(大学病院のような立ち位置と思われる)の病院薬剤師の活動について、
一般的な外来感染症に対する、抗菌薬治療の継続期間、2017年 (米国からの報告)
今回は、米国から報告されている、2017年における一般的な外来感染症に対する、抗菌薬治療の継続期間のデータベースに基づく報告についての論文を読みましたので、そちらを記事にしていきます。
日本国内でも薬剤耐性菌対策=AMR対策について、2016年4月にアクションプランが公表されてから、非常に話題となり、様々な取組がされています。
アクションプランは、AMR臨床リファレンスセンターに掲載されている