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要注意!カサンドラさんが気を付けるべき「カサ抜けメソッド」の特徴3選
これは違うのでは・・・?っていうやつを、
私の独断と偏見で語らせていただきます。
1.目指す方向性が「相手の定型化」
「この方法で夫が劇的に改善したよ」「このサプリが効くよ」
「この方法で相手のASD要素が減ったよ」
ASD特性のある相手が少しでも定型に近づくように相手の脳に対して改革を起こせるようなメソッド、ないです。
医療の力でも「ASD特性を軽減する」という薬は開発されていません。
もしサプリで「ASDっぽい部分に改善が見られた」のであれば、それは別の何らかの要因によってASDっぽい症状がでていたものが改善された、ということでしょう。もともとASDではなかった、ということです。
ASD当事者さんはその場面場面に適応して自分の生きやすい工夫をしていくしかありません。
夫婦関係において「劇的に変わった」ように見えても、それは相手が「それっぽく擬態している」に過ぎない状態です。
そこを目指すのが間違いだとは言いませんが、果たしてあなたは本当に「相手の擬態」を望んでいるのでしょうか。
2.無自覚な相手への受診や自覚の強要
自覚させようと頑張る人が多いですが、実は逆効果になることが多いです。
ASD特性がありそうでも今までなんとか問題なく暮らせてきた場合は、受診を勧めることで自尊心を傷つけられたように感じる人もいます。傷つけてくるあなたは「敵認定」されてしまい、関係性を修復することが難しくなってしまいます。
本人が困り感を感じていて受診を希望しているのであれば問題ないのですが、そうでない場合に無理に受診を勧めて自覚させて症状を改善させようとするのは、絶対にNGです。
(私はこれをやって失敗しました。。。)
3.相手の愚痴を聞いてもらおう/愚痴聞きます
吐き出し場があることは大切です。
「共感を得られない」で悩んでいるあなたが同じ経験をした誰かに共感してもらって「共感を得られた」と実感できる場はとても大切。
ただ、相手の愚痴を言えば言うほどあなたは相手を責めたくなる。
どんどん相手のことが嫌いになってしまいます。
愚痴る場合でも、「パートナーについて愚痴る」ではなく、「うまくいかないことについて愚痴る」にしましょう。
そして、愚痴を言う相手は選ばなければ危険です。
「うんうん、わかるわかる、最低だね旦那さん、ひどい!嫌な奴!」
あなたが「モラハラ被害者」であればこの返答で心が軽くなるかもしれませんが、あなたの悩みが「カサンドラ症候群」であれば、この返答にしっくりくることはないですよね。
「カサンドラ症候群」の多くの方は「相手が嫌な奴ではない」ということはわかっています。相手のASD部分によって自分の叶えたいコミュニケーションが取れなくて、孤独感に押しつぶされそうな状態。相手が嫌な奴ではないからこそ、辛いのです。
愚痴りすぎるのも良くないし、愚痴るにしても内容と相手を選びましょう。
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