旅と縁と
2024年の新年は着陸したばかりの飛行機の中で迎えることとなった。
大きな旅、小さな旅、たくさんの旅をしたこの一年を象徴するような締めくくりであり、新年の始まりでもあった。
テキサスと日本との時差は15時間。
すでに日本、そしてヨーロッパに住む友人とは年始の挨拶を交わしていたが、こちらの日付が変わったのち改めて新年の挨拶LINEを送った。
その返信の一つから北陸の地震のことを知ることとなる。
地震があったのはこちらが新年を迎えた1時間後、日本時間16時過ぎのことだった。
北陸で最大震度7を記録した志賀町は一昨年ルーツ旅でお世話になった羽咋市と隣接する町だ。
津波、火災、時間を追うごとに北陸各地での被害状況が明らかになってくる。
その後も大きな余震が頻回続いているという。
私自身も東日本大震災の際には震度6強を経験したこともあり、その恐怖と言い表せない無力感も蘇る・・・
お世話になったあの方々は大丈夫だろうか。
美しいあの風景は今どうなっているのだろう。
どうか大きな被害がありませんように、少しでも早く日常を取り戻せますように。
今はただただ祈ることしかできない。
遠く離れても、浮かんでくる景色や人の顔がある。
一期一会の出会い、細く長く続く縁、今では疎遠となり音信が途絶えてしまった人達も、何処かで幸せでいてくれたらいいなと思う。
私の世界は少しずつ広がり、今では心を寄せる大切な人が日本そして世界の各地におられるということが、旅をしてきた私の歴史でもあるのかもしれない。
会いたい人に会えること、行きたいところに行けること。
心のつながりを感じる交流をすること。
私にとっての豊かさはそういうものなのだなぁと思う。
noteでの交流もリアルな世界と変わりなく、縁が紡がれる場所。
ゆるりゆるりながらも、2024年も引き続きnoteの世界を大切にしていきたいと思う。
北陸に思いを寄せ、ルーツ旅の続きも書いていこう。
昨年の旅のことも書いていこう。
肩の力を抜きながら。