【アロマレシピ】香りのハンドソープで、頭のなかをすっきりさせる
レシピ
ベルガモット(4滴)とプチグレン(2滴)を、無香料の身体用液体石けん(30ml)に混ぜると、ハンドソープのできあがりです。
泡立てて両手になじませたら、40℃前後のぬるま湯でやさしく流します。
コピーライターと石鹸
突然ですが、土屋耕一さんをご存知ですか。コピーライターの神様といわれた方で、代表作は「君のひとみは10000ボルト」、「A面で恋をして」など。資生堂の仕事が多く、「胸につけた香りが、あなたへのお返事です」といった香りにまつわるコピーも残しています。
先日、その土屋耕一さんの本を読んでいたら、「石鹼で手を洗う効用」という文章を見つけました。
石鹸でアイデアを出す
いい石鹸で手を洗うこと。それが、伝説のコピーライターのリフレッシュ法なんて、なんだかうれしくなりました。そんな身近なことなら、わたしでも試せます。
それに、「いい石鹸」について、具体的には書かれていませんが、きっといい香りがするに決まっています。そこで、精油を組み合わせて、わたしなりの「いい石鹸」を作ってみようと思いました。
「いい石鹸」の香りを選ぶ
「いい石鹸」用に選んだ精油は、ベルガモットとプチグレンです。
この石鹸の目的は、「リフレッシュ」であり、「なによりの一服」ですから、香りは、リラックス効果の高いものがふさわしいでしょう。
この二つの精油は、どちらもリナロールという成分を含んでいます。リナロールは、鎮静効果、抗不安効果、睡眠導入効果があるとされる芳香成分で、甘くさわやかな香りです。
加えて、ベルガモットは、医学的な研究に利用されています。1970年代、イタリアの医師パオロ・ロベスティーは、ベルガモットなど柑橘系の香りは、神経症やうつ病の治療に有効であると発表しました。
「ぬるま湯」もリラックス
手を洗う際は、「いい石鹸」を使うとともに、水温にも気を配ってみてください。土屋さんも書いている通り、ぬるま湯がおすすめです。
手は身体の末端なので、温まって血流がよくなると、自律神経の働きで、脳も身体もリラックス状態に入ります。落ち着けば、頭のなかが整理され、きっといいアイデアが浮かぶでしょう。
名コピーライターの気分転換術、ぜひお試しください。
本レシピは治療法ではありません。体調のよくないときや、妊娠中、敏感肌の方は、医師に相談したうえでお試しください。小さな子どもは、原則として控えましょう。