喉が痛い、咳が出る・・ そんな不調を緩和させてくれるオススメ精油5選
こんにちは。
今日は、これからの寒い時期におこりやすい、喉の痛みや咳といった不調をアロマで緩和させるためのオススメ精油をメディカルアロマの視点より5つご紹介します。
①ユーカリ
まずご紹介するのは、呼吸器系の不調で代表的なユーカリ精油です。ただ注意していただきたいことが、「ユーカリ精油」と言っても、その成分により種類が異なるということです。その中で主に呼吸器系の不調に活躍してくれるのが
・ユーカリラディアタ
・ユーカリグロブルス
です。
どちらも免疫機能をより良くしたり、炎症を鎮めたりする作用を持つ成分を多く含みますが、よりその成分を多く持つのがユーカリグロブルスになります。
それなので、呼吸器系への作用を期待するのであればグロブルスの方がおすすめではありますが、注意しなければいけないことは、このグロブルスは乳幼児には皮膚刺激が強すぎるので使用できないことです。また、妊娠・授乳中の方はオイルやジェル等で十分に希釈をして使用してください。
一方でユーカリラディアタの方はそのような心配はなく、乳幼児から高齢者まで使用することのできる精油ですので、こちらの方が日常的に使いやすいというメリットがあります。もちろんラディアタにも免疫力を高めたり、炎症を鎮めたり、咳を和らげる作用がありますので、こちらの精油でも呼吸器系への効果は十分期待できます。
この2種は香りも若干異なりますので、香りの好み等も考慮して選ぶと良いでしょう。
②ティーツリー
ユーカリと並んで呼吸器系ケアの精油として代表的なティーツリー。免疫系への効能だけでなく、抗菌・抗ウイルス作用にも優れることからニキビなどのスキンケアの精油としても有名ですよね。
この精油はピリッとしたようなスパイシーさを感じさせる香りが特徴で、様々な感染症ケアに効能を発揮してくれます。
呼吸器系ケアや感染症予防の精油として、先ほどのユーカリと似たような印象がありますが、精油成分はユーカリラディアタやグロブルスとはだいぶ異なります。
それなので、先ほどのユーカリと一緒にブレンドすると、より多くの種類の精油成分を取り込むことになりますので、そのようなブレンド法も良いでしょう。
ティーツリー精油はよく知られていて使用しやすいイメージがありますが、この精油は酸化しやすいので、
・乳幼児や肌が敏感な人は十分希釈して使用すること
・開封したら早めに使い切ること
ここに注意して使用してください。
抗菌力や免疫系への働きは十分ありますので、呼吸器系ケアにオススメしたい精油の1つです。
③サイプレス
サイプレスは冷えを感じる時や、咳を鎮めたい時に活躍してくれる精油です。ヒノキ科の精油で、わりと好まれやすい香りであるなという印象があります。この精油は静脈やリンパなどの流れを良くする作用に優れているので、冷えやむくみケアにオススメの精油であります。また、δ-3–カレンという咳を緩和してくれる作用も含んでいるので、咳ケアに適した精油と言えるでしょう。
その他、エストロゲン様作用もあるので、更年期による不調や、月経が規則的にこないといった婦人科系トラブルを抱えている場合に使用されることもよくあります。
しかし注意したいことは、この精油にはエストロゲン様作用があるので、ホルモン系の疾患を抱えている方は使用することができません。
他の精油と香りの相性が合いやすい印象があるので、ブレンドのしやすい精油とも言えるでしょう。
④ラヴィンツァラ
この精油はどの年代の方でも使えるのが魅力の1つで、この精油を使用するにあたっての禁忌・注意事項はないとされています。
風邪などの感染症の予防や、そのケアに大活躍してくれるだけでなく、この精油は不眠やストレスケアにも効能を発揮してくれることが大きな魅力です。
それなので、普段から良く眠れなかったり、ストレスを感じやすいようであれば、この精油を用いることも良いでしょう。
爽やかさも感じさせてくれる精油なので、夜眠る前にスーッと香りを感じてから就寝するのも◎です。
⑤ローズマリー・シネオール
最後にご紹介するのはローズマリー・シネオールです。1番初めにご紹介したユーカリと同じで、このローズマリーにも含まれる成分によって種類・効能が異なりますので、もし呼吸器系のケアを期待してこの精油を購入する場合には「シネオール」の記載があることを確認してください。
この「シネオール」には、免疫系への働きかけや炎症を緩和させる作用があるので、感染症予防や、呼吸器系の不調緩和に適した精油と言えます。
その他、ローズマリーには頭をフレッシュにしてシャキッとさせる独特の香りがありますので、朝の時間帯にこの香りを嗅いだり、勉強や仕事などに集中したい時に用いることもオススメです。
また、ローズマリーの持つ作用として、体を温める効能もありますので、冷えを感じる時にも適しているでしょう。
最後に
今日は、喉や咳のケアをしたい時にオススメの精油を5つご紹介しました。ここでお伝えした以外にも、ニアウリ、パイン、ローレルなど呼吸器系のケアに活躍してくれる精油は数多くありますので、注意・禁忌事項に気をつけた上で、他に求めたい効能や、香りの好み等考慮した上で、その時の自分にぴったりの精油をブレンドしてくださいね^^
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