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手帳を片手に、1ヶ月をこう振り返る
2月も終わり、あっという間に3月になった。
内示が出たり年度末業務があったり送別会があったりと、体力的にも精神的にも慌ただしい1ヶ月になるだろう。
そんな月だからこそ、毎月行っている「手帳を使ったPDCA」を手を抜かず行いたいと思い、週末は近所のカフェへ。
今日は、これと決めた手帳と共に1年を過ごす「自称手帳女子」の私が月に1回必ず行う「手帳を使った振り返りと未来の計画立て」について書いていきたい。
ちなみに、手帳やノートを書くことについてはマガジンを作っているので、是非ご興味があればお読みいただければと思います^^
日頃から手帳に書いていること
私が”今年の1冊”に選んだのは『週間レフト』と呼ばれる形式の手帳だ。
よくある月間カレンダーのページとは別に、見開きの週間ページがある。
私が実際に使っているデルフォニクスの手帳は見開きの右ページが全て方眼になっていて自由に記入できる量が多い。
私が毎日書き込んでいるのは、睡眠時間や残業時間、お金の使い方、日々の良かったことや気づき、インプットの記録、休日にやりたいことや買いたいものもリストなど。
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毎日記録して1週間、1ヶ月で俯瞰することで、体調や資産形成の管理に役立つし、1日1日を大切に過ごすことができるようになったと思う。
月の振り返りで必ず行うこと
その月に書いたことを全て読み返す
1日1日の簡単な日記から、読んだ書籍の気に入った一節、休みの日にやりたいと書いたことなど、まずはゆっくりと全てを読み返す。読み返しながら、「この週は残業が多かったたから土曜日は寝坊してしまったなあ」とか、「この日に行ったお店美味しかったなあ」とか思い出しては、その時の感情や状態を振り返るのだ。
ちなみに私の日々の日記の中身は、「疲れたからグリーン車で帰った」「今週は毎日お弁当を作れた」「初めて買ってみた紅茶が美味しかった」とか、本当に些細な内容ばかり。それでもゆっくり読み返してみると、その時には考えられなかったことに思いを馳せることができ、自分の特性や傾向、それに対する対策を考えられたりするのだ。これは毎日書いているだけでは決してできないことで、定期的に振り返って考えるからこそできることだと思う。
項目ごとに総括と振り返りを書く
ゆっくり読み返した後は、1ヶ月を項目ごとに振り返る。
私がよく使っている項目は、この5項目。
❶ 仕事
❷ お金
❸ 美容
❹ 読書やインプット
❺ 買って良かったもの・手放したもの
あまり多すぎても振り返りきれないので、このくらいの数が個人的には丁度良い。
大切なのは、「総括」と「振り返り」を分けて書くことだと思っている。
「総括」というのは全体的な事実で、「振り返り」はその総括の理由や背景を自分なりに考察し、今後どうするかまで考えること。
例えば「❷お金」についてでは、
総括として、「クレジットカードの利用予算を約2万円超えてしまった」「メルカリで総額1万円売り上げた」と書くとする。
それらを踏まえて、
・2万円超えた理由は?
→友人の結婚祝いを購入した、ディズニーランドに行った、新しい化粧品を買ったなど
・その2万円は無駄遣いじゃなかったか?
→化粧品はちょっと無駄遣いだったかも?でもメイク変えて楽しい!
・メルカリで売れた物や手放した理由は?その売上は何に使った?
→ずっと履いていなかったスニーカーを売り、売上で外食した
・その外食は無駄遣いではなかったか?
→平日疲れている日に外食で済ませてしまった、疲れた日の外食は一定許すとする、けどなるべくメルカリの売上やポイントでやる
などなど、理由やその時の背景を思い出して書き綴ると、反省点や次月に活かせることが出てくるのだ。もちろん反省することばかりが必要なのではなく、「これはこれで仕方なかった」「これは良かった」と思えることも多い。
1つ1つの行動や出来事に意味づけをして、来月どうするかを考えることが大切だと思う。その意味づけは、もちろん自分の価値観や感情でOK。
今月の良かったことと気づきを考える
前述の「項目」に関係なく、「1ヶ月の中で良かったこと」を考えてみる。
例えば、
・不要な洋服と靴を手放せた
・久しぶりに高校の友人に会えた
・週に1回は必ず早帰りできた
・平日の8割はお弁当を持参できた
・本を4冊読めた
など。私の場合は自分の日常の半径2mくらいの話ばかり(笑)
それでも、「何を良かったと思うのか」ということを考えることで、自分の価値観が深掘りされる気がする。
「本を4冊読めた」
→印象に残っている本は?どんなところが?
→読書時間はどうやって捻出できた?
→もっと読書に充てられる時間はないか?
→来月はどんな本を読む?いつ探す?いつ買う?
→より有効な読書をするために今後工夫できることは?
「良かったこと」に絞っているのは、なるべくプラスな感情で前向きに考えたいから。手帳には「悪かったこと」「イラッとしたこと」といったバッドニュースも書いているが、わざわざそこは振り返らない。
来月やりたいことやどういう月にしたいかを考える
最後に考えるのは、次月について。
前月の総括や反省点、良かったことを踏まえて、
✔︎何をしたいのか
✔︎そのために何に気をつけるのか
✔︎行きたいところや買いたいもの
✔︎手放したいもの
✔︎習慣化したいこと
などを考える。
月初に「買いたいもの」や「買わないといけなそうなもの」を事前に整理しておくことはお金の管理をする上で大切にしている。
記録と振り返りを始めて良かったこと
生活・お金まわりが整った
睡眠時間・残業時間・歩数・出費などの定点記録が連続データとなって見れるようになった。
自分が1人で振り返る前提で記録しているので、変に背伸びしたり見栄を張ることもなくありのままを記録。
おかげで自分の生活習慣や体調、働き方を整える意識を持てるようになった。
出費も毎日記録・毎週毎月振り返っているため、資産形成が簡単に・ストレスなくできている。
日常の小さな幸せや気づきを大切にできるようになった
毎日手帳タイムを取るので、必然的に1日1日を振り返ることになる。
振り返るようになって気づいたのは、同じようなことの繰り返しの日々でも、「同じ日」は存在しないし、どんな1日にも良かったことや気づきはあること。
もし全く良いことがなかったとしても、「良くなかったこと」から自分の価値観や今後気をつけるべきことが分かるということ。
結果的に、1日の中の些細な「良かったこと」「幸せ」に意識を向けることができるようになり、前向きに考えられるようになった。(元々だいぶポジティブ人間なのだけど)
自分なりの「目標」を持てるようになった
その月を振り返った後に「次月どうするか」を考えることで、「こういうふうに過ごしたい」「これをやりたい」という目標を持てるようになった。
「目標」と言うと大それたものに聞こえるかもしれないが、私の立てる目標は
・本を5冊読みたい
・週に3日は筋トレをしたい
・睡眠時間は最低でも6時間半
など、本当に狭くて小さなもの。(笑)
それでも目標を考えておくことによって、日々の生活で少なからず意識することができる。どんなに小さくても、大体の目標がスケジュールの逆算を要するし、1日1日の積み重ねが自分の目標達成や習慣づくりに寄与することは十分わかっているので、その1日を大切にすることに繋がる。
手帳の力は本当に偉大
これらが私が月末から月初にかけて行っている、手帳を使った振り返りだ。
考えていても曖昧でモヤモヤしそうだが、手帳に自分で書いていくことで頭に刷り込まれるし毎日自分の書いた文字を見返すことで気持ちが奮い立たされる。
手帳は私にとって、夫や親しい友人よりも色々なことを打ち明けられる存在だと思う。私はこれからも、手帳という相棒と共に内省し日々をより明るく豊かに過ごしていきたいと思う。