乃木坂46と私(変更・加筆版)
下記の文章は、9月19日にnoteという配信サイトで投稿した文章に変更・加筆したものです。
私は2012年のデビュー当初から乃木坂46を知っていたが、多く知ることになったのは2017年の「インフルエンサー」、2018年の「シンクロニシティ」の頃である。「シンクロニシティ」では、白石麻衣さんが白いドレスを着て綺麗に踊っている姿が印象に残った。本格的に興味を持つきっかけは、2019年の「Sing Out!」である。この頃、前の勤務先の観光農園が不祥事で揺れていて、勤務が続くかどうかが危うくなっていた。結局、その後私は解雇されてしまう。そんな不安や不満を抱いた中で、この曲が世に放たれた。特に「一人ぼっちじゃないんだよ」という歌詞が心に響いた。当時、事情があってなかなかこの件を他人に頼りづらかったこともあり、私がたとえ辛くて一人でも乃木坂46は私の心に寄り添ってくれる存在なのかもしれないと思ったのである。今年の2月には、ライブビューイングに行き、興奮した。現在、私は乃木坂46のメンバーが出演するラジオ番組を聴き、テレビ番組を見るようになる。ラジオ番組では、毎週水曜日の深夜(日付では木曜日)に放送されて、最年長の新内眞衣さんが司会を務めるニッポン放送の「乃木坂46のオールナイトニッポン」や、TOKYO FMの「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」などを特にタイムフリーで聴いている。テレビ番組では、「乃木坂46のザ・ドリームバイト!」・「乃木坂工事中」などである。また、私は特に2期生に注目している。運営側の都合により不遇になった歩みは、なんか私自身が実の母親に虐待されて、家庭崩壊によって切り捨てられたというような家庭内で不遇の身になったことや、大学を卒業してもまともな社会的な立場に立てず、長く続いた農作業の仕事も最後は勤務先の不祥事のせいであっさりと解雇されて、今も仕事に置かれた立場に不満を抱えているというような社会に出てからの不遇の身と通じる部分があると思っているためである。「もっと愛されたかった」・「もっと大切にされたかった」という気持ちがある。他人が優遇されている姿には、妬みたくなるような醜い感情を抱かせる。前の勤務先の観光農園でも、約4年勤務しても給与はほとんど上がらなかった。入職した当初から非正規で、立場が低くても経験を積んでいくうちに技能と同時に立場も上がっていくと思っていた。しかし、当初から恐らく経営陣に見た目の弱々しさもあって舐められていたのか、一向に立場は低いままだった。それどころか、後から入ってきて農作業が未経験に近い者も正社員として入り、素行の面でも私は今まで一度も髪を染めたことがないのにもかかわらず、髪を染めていて軽そうな雰囲気の者もいたのが心の中ではずっと引っかかっていた。私は静かで理性的な人間であるように振る舞った。乃木坂46の2期生は、入った時期や当時の運営側の扱い方が違えば、辛い思いをしなかったのではと考えている。アイドルという娯楽の部門なのに、私がこんなに熱くなっているのは、2期生がデビューしてから置かれた状況と特に私の境遇が似ているからだと思う。先週の堀未央奈さんの卒業が発表された際、2期生のエースとして引っ張ってきた堀さんが抜けると、2期生の存在感は薄くなっていき、私が社会で置かれた立場のようにないがしろにされていずれはいなかったことにされるのではと考えた。私が前の観光農園を解雇された結果で得られたことは次の職場でも都合のいいパシリにされるなど、辛い状況になったことがそのような思いにさせた。そのようないろいろな感情を抱きながら私は生きているが、それでも乃木坂46は明るく励ましてくれる存在である。メンバーそれぞれの個性を知ると面白さを感じていった。アイドルにそれほど興味のなかった私がとても注目した。また、もし今後乃木坂46がどのようになっても、30代前半のときの懐かしい思い出として、心には残っていくのではと考えている。
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