NHKドラマ「宙(そら)わたる教室」第1回で、タバコの煙を使って青空を再現するシーンが描かれました。 太陽光の中の青い光は波長が短く、空気の分子に衝突すると散乱して空が青く見えます。その他の光は波長が長いので、空気の分子を通過してしまいます。(レーリー散乱) ドラマでは、タバコの煙に懐中電灯の光を当てて、煙を青く光らせていました。 これを再現したいと思いました。 しかし、タバコの煙は匂いもきつく体にも悪いので使いたくありません。そこで、線香の煙を使うことにしました。
モノタロウで、直径約4cm、長さ50cmの塩ビパイプを班の数だけ購入し、さっそく電気くらげを浮かせてみました。 (1本200円くらい) 細長い風船も使ってみましたが、あまり浮きませんでした。 晩秋、または冬に適した実験です。
冒頭の写真は、「広島仮説サークル・いど工房」製作の箔検電器です。箔の開く角度の大きさによって、物体の持つ静電気の量が分かります。 次に、静電気で水流を曲げる体験をしました。 さらに、糸でつり下げた風船を、静電気で操る体験もしました。
教科書の「放射線の利用」のところに、「特殊な金属に放射線を当てて形状記憶合金を作る」という記述があります。 そこで、どこかで手に入らないかとネットで検索していたら、吉見製作所のWEB SHOPを発見、早速注文しました。 干支12種類の動物から8種類を選びました。 授業でどのように使うか、思案中です。
まずは、教科書にもあるストローを使った実験から。 (方法) 1 竹串をセロテープで机の端に固定する。 2 2本のストローをティッシュで10回以上こすり、1本を冒頭の写真のように竹串にかぶせる。 3 もう1本を近づけて、しりぞけ合うか引き合うか確認する。 4 次に、ストローの代わりにこすったティッシュを近づけて同じように確かめる。 最後に、ティッシュで人形を作り、静電気で動かして遊びました。
冒頭の図のように、電力を面積で表してイメージ化する方法を授業でとり上げました。
抵抗が電気エネルギーを光エネルギーや熱エネルギーに変換する例として、シャーペンの芯を燃やす実験をしました。 シャーペンの両端をクリップで挟んで電圧を上げていきます。 シャーペンが赤く光ります。 さらに電圧を上げると、真っ赤になってパチンと音をたてて割れます。 そのたびに歓声が上がりました。
オームの法則が成り立つことを実験で確かめた後、ペアを作ってオームの法則の問題を作り、それを解き合いました。 「問題づくり」という課題は、力がつきます。
抵抗のイメージを作るのに、上のような装置を作りました。 斜面に、半分に折った割りばしを斜めに取り付けます。 割りばしの本数の多い左が大きな抵抗、本数の少ない右が小さな抵抗です。 斜面の高さは同じなので、電圧は等しいです。 実際に2つのビー玉をそれぞれの斜面に同時に転がしてみると、本数の多い方、すなわち抵抗の大きい方が遅く転がります。これは小さな電流が流れると言うことです。 「同じ電圧でも、抵抗の大小で電流の小大が決まる」ことのモデルとして授業で使いました。
ペアを作って電圧の問題を作り、それを解き合いました。 今まで見たことのない問題を発見。(冒頭の図) 電圧のイメージができていれば簡単に解けると思っていましたが、頭をひねる生徒が多かったです。 電圧のイメージができていれば、上のような問題は簡単です。 上のような、解くのに必要な条件をつける問題もありました。
電流の大きさを、直列回路と並列回路で測定しました。 実験結果をもとに、電流の法則を確認した後、ペアを作って電流の問題づくりをしました。 (問題) 抵抗を7つ使って、電流の問題を作りなさい。 ただし、並列回路を必ず入れること。 次回、違うペアで問題を解き合い、それを問題作成ペアが採点します。
電流は目に見えません。 目に見えないものを扱うとき、科学ではそれを「目に見えるもの」に置きかえます。これを「モデル」といいます。 電流のモデルとして、教科書には「水流モデル」が紹介してありますが、今回は授業で「小球モデル」を紹介しました。 こちらの方が、電流を「電気を持った粒」とイメージしやすいと思ったからです。 実験用の鉄製の斜面を用意し、半分に折った割りばしをこれに斜めになるようにセロテープで貼り付けます。 ビー玉を上から流すと、割りばしにぶつかりながら下に落ちていきま
(先生の話) 「人体のしくみ」の学習が終わりました。 覚えることがたくさんありましたが、忘れても構いません。 例えば、お医者さんと話をしていて「すい臓」の話が出てくれば、そこで「すい臓って、どんな働きだったかな? そういえば授業でいろいろ覚えたな」と思い出しさえすせば、ネットで調べるきっかけになります。 「覚えた、理解した」という体験が大切なのであって、忘れれば調べればいいだけの話です。 今日から、新しい単元「電流・電圧・抵抗」 に入ります。 これらは目で見ることができま
人体のしくみのまとめとして、人体解剖図をつくりました。 これは、仮説社のオンラインショップで購入することができます。 生徒の作品のいくつかを紹介します。
2年「生物の体のしくみ」の単元が終わったので、煮干しの解剖をしました。 目、えら、脳、心臓、・・・と取り出していき、ほぼそろったところで台紙に貼り付けます。 胃と耳石が上級者コースです。 筋肉をおいしそうに食べていました。
記事2024.7.10 で紹介したパズルを、授業で取り上げました。 「明日から夏休み、今までご苦労様でした」の特別企画です。 (作り方) ①②パズルの印刷された用紙を、説明部分と本体部分に切り分ける。 ③本体裏の半面(右側または左側)にのりをつける。 ④半分に折って裏同士を貼り合わせる。 ⑤影の部分を切り取る。→ 完成です。 (遊び方) ⑥完成図を見ながら、4面を合わせて6種類の星座を作ろう。 ⑦まずは簡単な、わし座・さそり座に挑戦してみよう。 ⑧できた星座に色を塗ってお