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誰もが思わず心を開いてしまう人になるには?

こんにちは。ライフキャリアコーチ・臨床心理士のAriです。
この記事では「誰もが思わず心を開いてしまう人」の特徴を書きます。

ヨーロッパの商談の後、必ず食事に誘われる彼女

最近、つくづく人と人の縁は奇なるもの、大切なものだなと思います。
今日、母親よりも年齢の離れている、長年可愛がっていただいている女性と話して改めてそれを実感しました。

彼女は中小企業の社長の奥さんで、60歳のときにご自身でヨーロッパからの個人輸入の仕事で起業された方です。
年に1、2回はドイツやイタリア、シンガポール等に買い付けに行かれています。

その方の特別なところ、それは、商談の後に必ず「一緒に食事しよう」「スイスにある自分の別荘においでよ」と家やプライベートなお付き合いに誘われることです。

ビジネスパートナーの男性と初めて一緒に買い付けに言った時にも商談後に食事に誘われ「僕は10年間彼らと付き合っているけど、一度も食事に誘われたことがないのになぜ?」と不思議がられたとのことでした。

とにかく彼女はビジネスで出会った人たちが、自分のプライベートなスペースに招きたいと思わせる何かを持っているのです。

選ばれることで拓ける自分だけの価値

彼女はアパレルの仕事もしていました。
ヨーロッパの買い付けは不公平がデフォルトのようなもの。売りたい人には売るし、売りたくない人には売らない。今は変わっているかもしれませんが、同時はアジア人には売らないという人も沢山いたそうです。

それでも彼女は、イタリアの有名ブランドにも製品を卸している繊維業界の重鎮(どこに自社製品を卸すか全てその人の判断に委ねられている)と会ったときにも、取引が成立しただけではなく、やはり商談の後に食事に誘われました。

彼に選ばれて取引が成立したことで、彼女はタグがついていれば数十万円する製品をタグがないという理由で低価格で仕入れることができ、良いものを日本の人に届けることができたのです。

彼女は縁を繋ぐ力で、彼女でなければ拓かなかった道を開き、価値を生み出すことができたのです。

相手が思わず心を開いてしまう4つの特徴

彼女がもつ縁を繋ぐ力は相手に心を開いてもらう力でもあります。
彼女には相手が思わず心を開いてしまう特徴が4つありました。

  1. 好奇心

  2. 正直さ

  3. その場を楽しむこと

  4. 長い目で見ること

1.好奇心

彼女はイタリア語は話せません。娘さんがイタリア語が堪能で同行されることがありますが、異文化や言葉の通じない場所にも彼女は誘われれば「はい、行きます!」と飛び込んで行きます。
自分には場違いではないか?とか話が合わなかったら?と躊躇うことなく、好奇心で飛び込んで行きます。

2.正直さ

彼女がシンガポールに買い付けに行ったときのこと。訪問した会社の製品が自社のテイストと違ったので取引は断念しようと思っていたのに、やはり食事に誘われ、社長の自宅に招かれたそうです。そこで見事なtea cupのセットのコレクションがあり、それを褒めたところ「おひとついかがですか?」と言われました。困惑した彼女は意を決して「そちらの会社と取引をしないかもしれない」と伝えたところ、先方はそれを受け入れて「わかりました。それでも友達としてプレゼントしたい」と言われたそうです。
そして、その方とは契約とは別の形でご縁が繋がったそうです。
言いにくいことも誤魔化さずに、自分にも相手にも正直であることが信頼に繋がったのだと思います。

3.その場を楽しむこと

彼女は文化や習慣の違いを超えて共通する、その場を楽しむために必要な気遣いやマナーを心得ています。自分が相手からどう見られているか、自分がその場に相応しいか等に気を取られることなく、素直にその状況を楽しんでいるのです。

4.長い目でみること

例え、その場での契約が結べなくとも、自分が示した誠意がその場で成果として返ってこなくとも、彼女は簡単に人を見切ることはしません。

この人と思う人との縁は大切にし、目先の成果の回収に走らない

自分が今、相手に返せるものがなくても、ご縁が繋がっていればいつか役に立てる日がくるかもしれない。今、相手から自分の欲しい応答が返ってこなくとも、どこかで自分を助けてくれるかもしれない。

彼女は長い目で縁を見ています

まとめ

私も「なぜこの会合に声をかけてもらえたのだろう?」と思うことが何度かありましたが、私はその都度「自分は場違いなのではないか?」「がっかりされないか?」「もらったものに見合うものを返せるか?」と不安がありました。

そんなときは自分に「私には声をかけられるに相応しい価値がある」と自分に言い聞かせて勇気を奮い立たせて参加していました。

でも、これからは1.好奇心、2.正直さ、3.その場を楽しむ、4.長い目で見るを心に止めて、素直にその状況を楽しみたいと思います。

6月後半からスタートした毎日noteの投稿は2日前に(勝手に!)終了しました。
お付き合いくださった方、ありがとうございました!

これからは週1回くらいのペースで投稿していきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。

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