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ハニージンジャーシロップの作り方
夏の保存食、蜂蜜で作るジンジャーシロップのレシピです。
シロップを炭酸で割って飲んでも美味しく、ハイボールにちょいと入れて飲むのもオススメ。料理に使う甘味料としても優秀です。中華にあいます。素麺のおつゆに入れても変化が生まれて美味しい!
浸けてある生姜自体も、フードプロセッサーで細かくして豚肉と和えれば美味しい生姜焼きになり、豚の角煮に入れればさらに味わい深くなり、生姜の働きにより、お肉も柔らかくなって…もちろんお菓子にも使えたりと…
とまあ、意外と使い勝手が良い万能選手なわけです。
生姜はスーパーに行けば通年手に入りますが、季節によって食べ方を変える食材の一つ。
生の生姜には、体の熱を放出させる効果があるので、暑い夏にぴったりです。
一方、加熱された生姜には体を暖める効果があります。
生の生姜に含まれる体を冷やす成分であるジンゲロールが、加熱により体を暖める「ショウガオール」という成分に変化するからです。
この成分変化は、大体80度付近で起こります。
なので、夏の間は生姜はできるだけ生で食べるようにして、
冬の間は80度以上で加熱調理に使うのがオススメ。
薬味以外で生の生姜の効能を享受できる、このハニージンジャーシロップは、まさに夏に作って欲しい瓶詰め料理。
もちろん寒い時期にお湯で割って飲んでも、湯気がフワッと広がって、とびっきりに美味しい!
食材を知ると季節の変化も楽しめるのが、料理の楽しいところ。
作り方の映像は、youtubeにもアップします。
この映像を撮った時、ちょうど、実家で収穫の手伝いをしていた合間だったので、芝生の上に机を引っ張り出して、外で調理しました。
私の後ろには養蜂箱が。ここから取れた蜂蜜で作ってます。たまに、忙しそうに飛ぶ蜜蜂が映り込んでます。一生懸命に花の蜜を集めて、可愛いんです、本当に。彼らにも注目しながら見ていただけると、とても嬉しいなあ。
このハニージンジャーシロップのレシピは、蜂蜜をたっぷり使うので、お子さんにもオススメです。
ハニージンジャーシロップの作り方
おいしい生姜が手に入ったら、たっぷり作りましょう。煮沸消毒した瓶に入れておけば、冷蔵庫で3ヶ月〜半年はもちます。
煮沸消毒の方法はこちらに。
【材料】作りやすい量
・生姜 200g
・レモン 薄切りスライス2枚分
・蜂蜜 生姜がひたるくらいたくさん
レモンを入れるのは、レモンのクエン酸により粘度のある蜂蜜をサラサラの液体にするためです。そうすることで、水や炭酸、お酒などに混ぜやすくなります。
生姜だけでも3週間くらいすれば蜂蜜はサラサラになりますが、せっかちなのでレモンを入れて早送り。
生のレモンは、できるだけノーワックスで国産無農薬のものを。外国産のものを使う時は、農薬が付着しているので水に10分ほどつけてから皮を綺麗に洗ったものを使ってください。
レモンがない場合は、レモン果汁でもOKです。分量は小さじ2です。
蜂蜜は、私は庭で採れた生蜂蜜を使ってますが、もちろん市販のもので十分美味しく作れます。
【手順】
1
生姜を綺麗に洗って、乾かします。
日の当たる場所に置いておきましょう。水分が残っていると腐敗の原因になるので、手で触って湿ってないことを確認してから使ってください。
2
生姜をスライスします。3mmくらいにスライスします。
3
スライスしたら煮沸した瓶に入れていきます。
4
半分くらいまで生姜を入れたら、蜂蜜を加えてスプーンでよく混ぜます。
この時、生姜を潰すように混ぜると、エキスが蜂蜜に馴染んで美味しくなります。
5
薄切りしたレモンを1枚、4分割して加えます。
6
さらに、スライスした生姜を重ね入れます。一番上に残りのレモンスライスを4分割したものを加え、生姜とレモンが顔を出さないよう、蜂蜜をたっぷり注ぎ込みます。
7
蓋をしっかりしめて、完成です。
この写真は、つけてから1時間後くらいのもの。
もうすでに、蜂蜜の粘土はなくサラサラです。
1週間もすれば、生姜の香りが蜂蜜に移って、美味しいハニージンジャーシロップの食べ頃です。
浸けてある生姜も料理やお菓子作りに使えたりと、余すとこなく食べられる夏の保存食。
シロップを砂糖がわりにに使えば、お料理の旨みも深まります。
日々の料理に使って、自分なりのアレンジ方法を見つけてみてくださいね。
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