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カメラの冷たさ

実は最近、せっかくのLeica M10-Pを活かし切れていない感ハンパなかったのです。

M型は「寄れない」カメラなので、日頃のテーブルフォトととか、ちょっとしたモノを撮ったりするのにはあまり向かない。どこかにガツンと出かけて、自分にとって新鮮に感じられる景色や建物や自然など、Mで撮りたくなるものに出会いたいと思って、首都高を小一時間ほど走って出かけてきました。

今日はLeica縛りということにして、M10-PにSummicron 50mm f2をつけっぱなしにしたものの他に、、換算35mmのSummiluxのついたLeica Xの2台体制。ちょっと比較もしてみたかったのです。

左がLeica X typ113、右はM10-P 大きさ大差ない。どちらもコンパクト。
Mはずっしり感があるけれど。

M型は手に持っていると、シンシンと手から体が冷えてくる金属感がたまらない。嫌いじゃない。
そういえば私、M10-Pと冬を迎えるのは初めてだわ。この冷たくて重い感触は、写真表現に何かしら影響するのでは。
写真と身体性のことを考えたくなりますね。

Xの方は、Mほど冷たくありません(笑)。相変わらずシャッター問題はありますが、勝算がかなり上がってきたのと、なんだか慣れちゃった、というのもあって、気にならなくなりました。

もともとマニュアル撮影が好きなんですが、絞りやISOなどあれこれ調整している時間と、なかなかシャッターが降りくなくてトライしてる時間、あまり大差ないんですよね。
それから、Xは電池持ちがかなり優秀ということがわかり(Mももちろんいいよ!)サクサク動くときは本当に調子いいので、今日のおでかけでますます好きになりました。

さて、どこでしょう

上の2枚の写真は、観覧車からの景色。曇った窓ガラス越しですが、まずまずいい感じ。Xです。

これはM10-P

これで場所がどこだか、わかる方はわかるであろう。
葛西臨海公園です。一人で観覧車乗ったんですが、ちょっとだけ、寂しかった(笑)

M-10P

体は冷えてきましたが、もう梅の花が咲いてるんですね。小さいお花なんかはやっぱり寄りたくなるので、Xが便利。でも、どっちも好き。

M-10P
X

Mの方がフィルムっぽさがあるかな。私のSummicronは2ndなので、オールドらしいテイストになるからでしょうか。絞ればピシッとなるけど、カリカリ解像写真はあまり好きではないので、この写りが大好きなんですよね。
立体感と力強さがすごい。
Xの方が、その意味では現代的な雰囲気になるかな。

X

ここから、M10-Pの写真を続けます。

手から伝わる冷たさが、こういう写真を撮らせるんだなぁ

葛西臨海公園は、けっこうカフェも充実していますね。今日は入らなかったけど。体がもっと冷えたら入ったけれど、歩き回っているうちに平気になりました。

あこがれのPY(フォトヨドバシ)っぽく撮れたかもしれないっ
思い込みはダイジ

おもちちゃんと名付けた掌サイズ犬が、どうやらフォトジェニックであることに最近気づきましたので、今日も一緒にお出かけです。おもちちゃんが写ってるのはXです。

ドキドキ

海が見たかったのよ。
私は生まれ育ちが北海道の小樽。こっちの海はなんだか香りがないけれど、水を見ると落ち着く。

うーみよー おれのうーみよー
潮の香りがありませんね…
ふう。


こういうのは、XのAFで。
X
X
Xのモノクロもいい感じ。
X モノクロ

最後にまたM10-Pの写真を。
なんでしょうね。Mで撮ると、フォクトレンダーのレンズでも感じるんですが、すごく色気のある写真になることがある。しっとり、あでやか。

今日は丸一日、動画撮影の仕事(撮る側でなく出る方)の予定だったんですが、スケジュールが延期になったので、思いっきり堪能してしまいました。ご褒美みたいな時間。リフレッシュできました。

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