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コーヒーのアップサイクルに取り組む世界の企業5社をピックアップ。

コーヒーを淹れたあとに残るコーヒーかす。置いていても臭くならないし、廃棄するのはもったいない。何か再利用できないかなー。

そんな思いから、コーヒーかすを循環させたいなと思って、コーヒーかすの利用方法を調べています。リサーチしていく中で、世界にはコーヒーかすのアップサイクルに取り組む企業が増えていることを知りました。

コーヒーかすやコーヒーの副産物を利用してアップサイクルに取り組む企業を5社、ピックアップしてまとめてみました。

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2013年に設立された、英国最大のコーヒーかすリサイクルカンパニー。

1人の学生が、アイスアメリカーノについた油分に気づき、使用済みのコーヒーかすには油分が含まれており、燃料として利用できると考えたことがはじまり。

コーヒーショップはもちろん、企業などから回収したコーヒーかすを集めて主に3つのプロダクトを開発しています。

1. 使用済みコーヒーかすから抽出された天然の香料
2.コーヒーかすを再利用した家庭用の固形燃料Coffee Logs
3.コーヒーかすを利用したバイオマスペレット(固形燃料)

KAFFEE FORM.

2015年にベルリンで設立した、使用済みのコーヒーかすから、タンブラーやコーヒーカップなどを制作する企業。

プロダクトデザイナーのJulian Lechnerさんが廃棄物から新しい永続的なものを生み出すというアイデアに興味を持ったことがきっかけでスタート。使用済みコーヒーかすと再生可能な植物由来の資源を使用してつくる、耐久性のある丈夫な素材「Kaffeeform」を開発しています。

KAFFEE FORM. の製品のデザインはすべてベルリンで、生産はすべてドイツで行うといったローカルでの製造にこだわりを持っています。

Rens

フィンランドを拠点とするスタートアップ企業で、ベトナム移民のJesse Khanh TranさんとSon Chuさんによって設立。

Rensのスニーカーには1足あたり、21 杯分のコーヒーかすと6本以上の再生ペットボトルが使われています。100%ウォータープルーフで、軽く、コーヒーを使用することで、臭い対策にもなるそう。

Rensに関する2019年のYahoo記事はこちら。

Huskee.

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コーヒー業界の人々が集まって、コーヒー生産時の廃棄物からさまざまな製品を生み出すHuskeeチーム。コーヒーの加工時に廃棄される、パーチメントと呼ばれるコーヒーの殻を再利用して作ったHuskeeCupを製造、販売しています。

HuskeeCupは、保温性に優れ、丈夫でカフェや家庭で長く使用できるよう、設計されていることも特徴です。コーヒー農園での廃棄物ゼロを目指しつつ、カフェや家庭でのサスティナビリティの実現を使命として活動しています。

KAFFEE BUENO

2016年に3人のコロンビア人起業家によってデンマークで設立されたバイオテック企業。バイオテクノロジーを用いて、コーヒーの副産物を化粧品や栄養補助食品にアップサイクルしています。

1杯のコーヒーを淹れるとき、コーヒーの健康増進成分の1%未満しか利用されていないことに注目し、主に3つのプロダクトを開発しています。

KAFFOIL
コーヒーの副産物を原料とした、パーソナルケア製品や食品に使用されるオイル


Kafflour
使用済みのコーヒーかすを再利用して作られたグルテンフリーの小麦粉。

Kaffibre
スクラブ、マスク、石鹸、クレンジングなどのパーソナルケア製品に使用される天然の角質除去剤。

KAFFE BUENOに関する2020年のFoovoの記事はこちら。


コーヒーかすの再利用を模索中

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個人的におうちでコーヒーのアップサイクルに取り組もうと、コーヒーかすを集めています。どのように使うのがベターなのか、模索中です。

何か良いアイディアがあったら、教えてほしいです!!

Coffee makes people smile.

Arisa Higa
Twitter @arisa_coffee
Instagram @arisa_coffee




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