文学少女に憧れて
小学1年生の夏休みの宿題の読書感想文は、課題図書を泣きながら読みました。泣いた理由は、読んで感動したから…ではなく、宿題をやりたくなくて。この頃、本は好きではありませんでした。
小学4年生のときの担任の先生は、毎朝、本を読んでくれました。絵本の場合もあれば、小学校中学年向けの本もあり、その場合は何日かに分けて読了。そのあたりから、図書室で本を借りて読むようになりました。わかったさんシリーズやこまったさんシリーズなど読みやすいものが多く、『モモ』が図書室にあったのは覚えていますが、読んだのは中学になってから。
そして、中学の時に出会ったのがコバルト文庫。母の同僚の娘さんが読んだ本をどっさりもらいました。その中で多かったのが『殺人切符はハート色』などの星子シリーズ。他にも赤川次郎さんの吸血鬼シリーズや、田中雅美さんのアリスシリーズなど。コバルト文庫に興味を持ち始め、この頃、買い揃えたのが『なんて素敵にジャパネスク』シリーズ。これはいまだに実家にあって、いまではイラストが違うし、手放せません…。
中学の図書室にあった本で、よく読んだのは、三毛猫ホームズシリーズや、ぼくらシリーズ。この頃が一番、小説家に憧れて、そして文学少女と言われてみたくて。高校ぐらいから読書量が減り、大学、社会人でその時々、波があるけれど、最近は中学の頃と同じぐらいの読書量かなぁ。文学少女はいまでも憧れだけれど、もう「少女」じゃないからね…。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?