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本棚:『仕掛学 人を動かすアイデアの作り方』

行動経済学とも重なるかと思うのですが、よい仕掛けで有名なものと言えば、男性用トイレをきれいに使ってもらうため、小便器にハエなどの的がついているものでしょうか。あとは、バスケットゴールのついたゴミ箱とか。

人の行動を変えたい時、「○○してください!」と口で言うのが一番簡単だけれど、言われた方としては「やらされ感」があるし、言ってない人には伝わらないし。では、掲示をすればよいかというと、みんながみんな見るとは限らないし、見たところで、その通りにするとは限らないし。「なんで言うこと守ってくれないの?」と徒労感を味わいそうです。
一方、仕掛けも、みんながみんなその通りに行動してくれるとは限らないわけですが、よい仕掛けは「やらされ感」はないですし、自然と行動を促し、場合によってはゲーム感覚で楽しめますし。

よい仕掛けを作るのは難しそうだなぁと思いましたが、よい仕掛けを探すのは楽しそうです。

駅の階段で左側通行(もしくは右側通行)となるよう、階段に矢印が書かれているのをよく見かけますが、階段を上る人にはよく見えるけど、下る人からは見えない場合、ちょっと残念だな…と思っています。
あとは会社で燃えるゴミのゴミ箱の中にお菓子の箱など紙(紙は資源です!)が捨てられていることもよくあり、近くに紙を回収するスペースがあればいいんだろうなぁと思っていますが共有スペースなので手出しせず…。


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