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わたしの本棚

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わたしの読書記録です。
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2023年12月の記事一覧

本棚:『大阪で生まれた女 たこ焼きの岸本3』

大阪の住吉大社近くで、いわゆる町のたこ焼き屋を営む岸本十喜子。元は夫が始めた店だが、夫が亡くなった後は十喜子が一人で切り盛りしている。商店街に新しい店を出すつもりだったが、孫を預かることとなり…。 本シリーズを知ったのは2022年の夏。第一弾と第二弾は、あまり間を置かずに読んだのですが、第三弾が出ていたとは知らず。でも、本書は2021年発行だから、去年の時点でもあったはずで、たまたま図書館で見かけなかっただけかしら。 主人公の十喜子さんの息子の嫁は、女子プロレスの現役選手。

本棚:『今宵も喫茶ドードーのキッチンで』

ごくありふれた住宅地に鬱蒼とした木々に囲まれた空間。そこにあるのは、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。都会の喧騒から少しだけ遮断されたその空間で、自分の本当の気持ちに気づけるかもしれません。 第一話で登場する女性は「ていねいな暮らし」を発信しているSNSのアカウントをフォローしていて、そこにアップされているアイテムと同じものを購入したりするのですが…。 私も「ていねいな暮らし」には憧れますし、最速で最高のパフォーマンスを出すコツは「ゆっくりていねいにやること」と思って

本棚:『真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ』

本シリーズは図書館で何度か見かけたことがあり、読んでみようかなぁ、どうしようかなぁ、と思ってそのまま。職場の人との会話で、ふだんどんな本を読んでいるのか聞かれ、「小説が多いですね~」と返したところ、その方は小説はあまり読まないけれど、読んだことがある本として挙げたのが本書。NHKのドラマの方がきっかけのようです。 そういう話を聞くと、俄然気になりまして、でも、シリーズものは順番通りに読みたい!ので、1作目の本書が図書館の書架にない間は我慢し、ようやくタイミングがあって、借りれ

本棚:『セキュリティの笑えないミスとその対策』

振り返ってみれば、会社に入社したばかりの頃は、まだフロッピーディスクがあったし、基本はデスクトップパソコンで、出張の時だけモバイルパソコンと通信カードを借りてたのが、今ではテレワークができるようにノートパソコンを毎日持ち帰っているし、社給スマホでメールも確認できちゃうし、時代は変わったなぁと思います。デスクトップパソコンなら持ち帰れないので、家に仕事を持ち帰ることもなければ、紛失のリスクもなく、物理的にも仕事(パソコン)と距離が置けたのもよかったなぁ。 「笑えないミス」とタイ

本棚:『オタクと家電はつかいよう』

ワケあって転職を考えていた美優。今後について家族に相談するために久々に訪れた地元。その地元商店街の端っこにある「ミヤタ電器店」。ポスターに書かれていたのは「うちの社長は笑いません。ですが、お客さまの笑顔のために努力しています」。美優は惹かれるように近づいていき…。 「ミヤタ電器店」の特徴の1つが「なんでも対応」でして、家電以外のことでも色々な悩み、相談を受け付けていて、この「なんでも対応」にて、ちょっとした謎を解き明かしていきます。電器店に家電以外のことを相談するのはハード

本棚:『100歳時代の勝間式人生戦略ハック100』

100歳まで生きられるのは幸せなのか、不幸せなのか…。元気に楽しく過ごせるなら幸せだけれど、健康やお金などの不安があるのなら長生きできても…と思うかもしれません。ならば、元気で楽しく過ごせるようにすればいいわけで、そのためにポイントとなる考え方が、お金だけでなく健康や人間関係なども複利で効いてくるという認識を持つことかなと思いました。 たしか高校生の頃には、30代や40代の自分は想像できなくて、長生きしなくていいや、と思っていたように思います。いまでは、なんとなくではあるけ

本棚:『そして、バトンは渡された』

本屋大賞受賞作なので、ご存知の方も多いのでしょう。当時、気になっていたものの、話題作だけあって、図書館では予約者数がいっぱい…。うーん、もう少し落ち着いてからにしよう…とそのままになっていました。先日、同僚との会話の中で出てきて(同僚は映画を観たことがあるそう)、そういえばそろそろ借りれるかも?とその直後の週末に図書館で探してみれば、ありました! 映画でのキャストは気になるものの、先入観なしで読みたい!と読み終えてから、キャストを確認。ほぉ~っと納得するとともに、映画と原作は