ボロボロしわしわ【エッセイ#3】

わたしは紙がすきだ。
なぜだろう。気づいた時にはそうだった。

本はもっぱら紙派。

手帳も(続かないくせに)紙派。

他にも紙の文具にはワクワクしてしまう。

紙が大好きだ。

紙との1番幼い思い出は、
わたしが幼稚園に通っていた頃。

毎朝先生が読んでくれる伝記の本が、
ボロボロでしわしわだった。
いつもあの紙に触れたいと思った。

私の紙好きはフェチと言ってもいいほどのものかもしれない。
見た目も触り心地も音も全部好き。

なんでかな。
自然の一部であった時のぬくもりが、
紙にもまだ宿っているのかな?

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