ウニを好きにさせてくれた、2つのお店
ありんごです
ウニを、小さい頃全く食べられなかった。そんなウニへの印象が変わった二つの場所を紹介したい。
①北海道(札幌) 「食事処 ながもり」さん
北海道に物心ついてから初めて行った。
その際に海鮮は好きだけどウニはどうも苦手でと話すと、一緒にいた友達がせっかくだから北海道で食べてみなよ!とのこと。ものは試しとも言うし、美味しいと思うものを開拓していくのは私の望みでもあった。そこで、市場の中で惹かれたお店に入り、ウニの入った丼を注文した。
ドキドキしたことをすごくよく覚えている。頼んじゃったー大丈夫かしら。美味しいといいな。わくわく。ドキドキ。
どどん!全体的にオレンジだ!食欲をそそる色で、美味しそう!
ぱくりとウニから食べる。おそるおそる。
「おおおーっ」
私の感嘆に友達がざわついたが、味わい続ける。正直なところ、ウニに集中しすぎて周りが見えなくなっていた。私にとっては一大イベントだ。
初めて、ウニをおいしいと思った。あっさりと食べられて、美味しいと感じた。
この、あっさり食べられるというのが初体験だった。濃厚でありながら爽やかな味、なるほどこの両立がウニの本分ならば、ウニ好き派閥の存在にも納得だ。なんて、ひとり頷いた。
丼の名前を失念してしまったのが残念だ。
また行きたいものだ。
焼き魚定食などもあって美味しそうだった。お隣のお店はお魚を売っていて、魚屋さんと食事処と互いの声が聞こえて賑やかな雰囲気が好きだなと思った。
行ってから知ったが、橋本奈々未さん、生田絵梨花さん、生駒里奈さんがロケで訪れたらしい。その記事がお店に貼ってあって、ウニを食べられたことに加えて、さらにびっくりした。
また行きたいな。
ヘッダーにしたら横長になってしまった。ごめんね、ウニサーモンいくら。美味でした。
②静岡県(沼津) 「にし与」さん
ん?と思った。「海鮮丼 沼津」で調べたところ、魚河岸のお店がずらっと並んだページがあり、その中でも「にし与」さんの海鮮丼写真に惹かれてやってきたのだが、おや?定食推しか?とんかつが看板の先に来ているし、、?
いやでもここは、「にし与丼」でいきたい。ドキドキしながらドアを開けると、、
お客さんが思い思いに食事している。アジフライにエビフライ、刺身、海鮮丼。生しらすを頼む人も。これはたぶん、全部美味しいんだろうな。地元の方と思われるお客さんがたくさん。私は困った。全部食べたい。ああ、全部食べたいよ。
「ご注文はお決まりですか?」
「にし与丼でお願いします」
勝手に口から出ていた。胃が複数あるならば、定食も生しらすも生桜えびも、ぜんぶぜんぶ食べてしまいたかったな。
そして、にし与丼が満を辞して登場!
えっ?なんの幸せ?と思った。海鮮のバランスが素晴らしいし、生しらすもちゃっかりいてくれるし、最高最高!
しかしどきりとする。ウニだ。札幌以来食べていないウニ。大丈夫だろうか。大丈夫であってくれ。
ぱくり。ウニから食べた。
目から鱗。ウニが美味しい。美味しいぞ。くさみがなく、ぷるりとして、贅沢な味がする。
にし与さんは、ウニの美味しさをしっかりとアップデートしてくれた。どのお魚もぷりぷりで美味しかったな。
すっかりお腹いっぱいになって、お店を後にしたけれど、また行ける機会を虎視眈々と狙うのであった。
以上、私のウニ観を変えてくれた2つのお店でした。ぜひ行きたいし行ってみてほしいです。
ありんご