先月ポルトガルに1ヶ月滞在した際、その土地に強く惹かれてなぜ私はポルトガル人としてポルトガルに生まれなかったんだろうと思った。 日本も結構良かったけど。 生まれる場所は選べないけど、今後住む場所は自分次第で選べるからいっか、と思うけど。 私は今、ベルギーのプライベートファームに学びに働きに来ている。そこには夫婦と娘2人、犬2匹に猫3匹、羊数匹と年老いた馬一頭etcが暮らしている。ほぼ自給自足の自然に囲まれた暮らし。 ここでの暮らしはいたってシンプルで、自然に抗うことが極力少
皆さんはおじいちゃんが増えた経験はあるだろうか? 私のおじいちゃんたちはもうこの世にはいない。 4月に行った初個展の原点は、2年前に亡くなったおじいちゃんと過ごした最期の時間にあった。 大好きだったおじいちゃん、もうどう頑張っても会えん。 ただ、私は幸運なことに、新たにおじいちゃんが増えたため、この場を借りて紹介させていただこうと思う。 新たなおじいちゃんは元々会社の先輩で、2年ほど前に定年退職した人である。たしか、今でいうMBTI診断のようなものを会社でやったら、彼と
2024年6月30日。私はポルトガルのポルトという都市に友人を訪ねた。 そしてこの日、私は街中ではじめて死体を目撃した。 ポルトにいる間は友人がシェアハウスしている家に泊めてもらい、遊んで制作してを繰り返すしあわせな日々を過ごした。 彼らの住んでいる家とスタジオは、ポルト市内にはあるが、観光客のいないやや治安の悪い地域で、昼間でも人気が少なかったり、ホームレスの生活拠点がいくつかあったりするような場所だった。 この日もスタジオで制作していて、お腹が空いたのでご飯を食べに
2024/4/28 かわいそうという言葉が苦手な時期があった。たぶん小学校の頃。かわいそうってなんだよって思っていた。言う側も言われる側も不幸にみえた。 大人になるにつれそこまで言葉を真に受けることはなくなっていったけれども。 このあいだ、昨夏ぶり二度目の福島に行ってきた。今回は、福島に住むおじいちゃん兼友達に念願の山菜採りに連れて行ってもらった。 山菜採りというと、山菜をポキポキ取ってカゴに入れて収穫し山から降りるという遠足気分なものを想像していた。 しかし実際の