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春の空気をマスクを外して力いっぱい吸い込む
去年の春は学校が休みになった。
家から出ること、外に遊びに行くことは控えるようにたびたびアナウンスされた。
不要不急
という言葉が飛び交い、必要最低限のことをするために外に出る。
自粛
とにかく、人と接触することを避ける。外に出ない。
だから、春を楽しめなかった。遠くから見つめるだけ。
春の季節は来たけど、いつもとは違う感じでよそよそしく通り過ぎていく。
すがすがしい陽気も外を照らすだけで、内側までは入ってこない。
鬱屈
そういう言葉が明確に自分の感覚として入ってきたのが2020年の春だ。
1年経った。状況は依然とひどい。感染拡大は続くし、医療体制も大変な状況だ。
もしかしたら、これから先もっとひどい状況になるかもしれない。
でも、この春という季節がもつ心地よい風を感じたい。
贅沢は言わない。ちょっとだけ、外に出たい。外に出て春ってこんな季節だったんだなというのを思い出したい。
子どもたちにもそれを知って欲しい。人がいなかったらマスクを外して思いっきり春の空気を吸いたい。
春ってもっと希望に満ちた季節なんだ。そんなことを身体にも心にも刻んでまた1年、春を待つ。