ひのえうま
確かに聞いたことはある。
「ひのえうま」の出産は避けた方がよい、とか、女性は結婚に向かない、とか。
しかし、私が一番驚いたのは、今日(2022年6月6日)の日本経済新聞からこの記事(情報)を見つけた、ということ。
(…お七と聞くと、坂本冬美の「夜桜お七」を連想してしまう…)
この話は地方紙で取り上げられるような話だと、勝手に思い込んでいた。
何故なら、その土地ならではの言い伝え、というものがあるから。
例えば、節分の豆まきには「すりこぎ」を持って「ごもっとも、ごもっとも」と合いの手を打つ、とか、
厄年には自分が使っていた、ご飯茶碗を割って厄を落とす、とか。
「言い伝え」と「迷信」は別物か。
私が最初に「ひのえうま」という言葉を知ったのは、小学生の頃だったと思う。
「午年」生まれの母に対して、父が「午年の女は負けん気が強すぎる」という表現をしていた記憶がある。
母は「ひのえうま」ではなかったが、何故、午年生まれはそんな言い方をされるのだろうか?という疑問を持った。
私には関係ない話である。そもそも迷信である。
が、しかし…
娘達の年齢を指折り数える愚かな母の姿がそこにあった。
メディアの影響力に抗えないのは何故だ?
いや、メディアではないのかもしれない。
Z世代は、この60年に一度をどのように受け止めるのだろうか。
いや、それよりも、この記事が伝えたいのは、出世数が下がってきている昨今、もし「ひのえうま」に産み控えが発生した場合、翌年その巻き返しが図れるのか?という部分に焦点が当てられている。
迷信によって、下降曲線が更に加速してしまうような事態は避けたい、というニュアンスもあるのかもしれない。
…私は「選択の自由」を尊重したい。
この迷信によって誰かの選択が不自由になってしまわないように、
選んだ時がベストだと思えるように、
さまざまな考え方はあれど、もしかしたら母親、父親世代が「ひのえうま」に対する迷信という名の価値観を、どこまで壊せるか、のほうが本質かもしれない。
かつて「1999年7月、空から降ってくる恐怖の大王によって、世界は滅亡する」という「ノストラダムスの大予言」があった。
私達は今を生きている。
今日もありがとうございます🙏