ちゃぶ台

美味しそうに飾られた、「実績」や「成功」という名のちゃぶ台は、ある日突然ひっくり返されることがあります。

もちろん、ひっくり返されない人もいます。

その時、
なぜ自分だけが、と思ってしまうのは当然の心理だと思います。

笑ってなんていられません。

心にも傷を負います。

でも、ひっくり返された人は、実は選ばれた人なのです。

今まで飾られていたものたちが全てだと、

そういう思い込みこそ、最も危険な状態かもしれない。

そんな今までの考えから脱却を図るために選ばれた特別な人なのです。

そうじゃなくていいんだよ、
と気づかせるために、
ちゃぶ台はひっくり返されます。

それによって生きることの本質や理由、みたいなものに近づけるチャンスが与えられているのかもしれません。

あるいは、
ちゃぶ台に飾りたかった本当のご馳走は何だったのか、に、気づけるきっかけになるのかもしれません。

他人にひっくり返されない
あなただけの「ちゃぶ台」と「ご馳走」。

それがあなたの心とお腹を満たして、
生きるエネルギーとなり、
揺るぎない実績や成功という名の実になっていくのです。

そして、

周りの人々は、
ひっくり返されてもなお、ちゃぶ台を戻して、
新しいご馳走を並べ続ける、
その姿に強く心を動かされるのです。

〜　塗り絵タイトル「ボンボヤージュ！」〜
【引用】幸せを呼ぶせかいのお守り塗り絵（著書:大野舞）より。