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京都散歩25:京都御苑周辺と住民のいない町

お立ち寄りいただきましてありがとうございます。

京都検定試験まで残り2か月となり、少し焦っている今日この頃。
テキストブックを読んていてもなかなか頭に入らない。
やはり実際に見てから読まないと記憶が定着しないなと感じています。
試験対策と並行してお散歩はぎりぎりまで続けたいと思います。

今回の京都散歩は、下御霊神社から京都御苑を堺町御門から蛤御門まで、護王神社を巡り、澤井醤油本店でお醤油を買うルートになります。


【2024年10月5日】
日差しも和らいできましたが、歩くと少し汗ばむ陽気。



下御霊神社

寺町丸太町の少し南にあります。
神泉苑御霊会を由緒とし、都を疫病などから守護する神社として1100年以上崇敬されてきたとあります。

正門
龍の彫刻が素敵です。

境内に。

【学習メモ】
貞観五年に神泉苑で修せられた御霊会の祭神を、平安時代初期に下出路地の地に祀ったのが最初とされる。
現在地に鎮座したのは豊臣秀吉の京都改革による。
祭神:早良親王以下の八所御霊

京都・観光文化検定試験 公式テキストブック
手洗舎
京都御所(御苑)の地下水を汲み上げ復活させた井戸水です。 美味しい御水との評判が広がり、遠方からも戴きに来られる方がいるそう。

拝殿

本殿にお参り。

それほど広くはないのですが、市内の中心にあるとは思えない。

神物寶庫

京都原種の「フジバカマ」です。
お祭りに奉納するそうです。
お水が大好きということで、ご神水をあげてくださいと書かれてしました。

お水あげました。
おおきくなーれ。

境内を一周

五社相殿社
猿田彦社

こちらに山崎闇斎の説明がありました。
江戸時代初めに神道と儒学を関連させつつ、独自の説を展開・実践した。
「神垂祈祷」、「冥加正直」で、垂加舎となっているようですね。


桑原町

丸太町を京都御苑に向かいます。
裁判所の前が謎の桑原町。

桑原町の区域は京都御所と京都地方裁判所に挟まれた数十mの長さの車道(丸太町通)と歩道の一部のみです。
でも郵便番号もあります(〒604-0976 京都府京都市中京区)
Googlemapにも町名が表示されます。

このあたりの道路が「桑原町」
何故??


「くわばらくわばら」という言葉をご存じかと思います。
この言葉は菅原道真が関係しているそうです。

災難や雷を避けるために唱えるおまじない。平安時代の貴族・菅原道真は死後、雷神となり、京の町にたくさんの雷を落としたと言われています。しかし、自身の邸宅があった桑原町だけには雷を落とさなかったとされ、それにあやかった言葉だという説があります

https://www.keihan.co.jp/navi/kyoto_tsu/tsu202102.html

こんなゆかりがあるから、町名が残ったのでしょうか。
「住民のいない町」のご紹介でした。😁

オマケ
この秋話題のアニメ「ダンダダン」の1話観ました。
すごーーーく面白い!
続きが楽しみです!
どうして「くわばらくわばら」でこのオマケになったかは、観た方だけわかる(笑)


京都御苑


桑原町からほど近い堺町御門から京都御苑に入ります。
とても広いので、今回は蛤御門までの西側を散策。

堺町御門

近くに「川もり」さんがあるので、お邪魔するときによく通る門です。
川もりさんのお話は、よろしければ京都グルメのマガジン見て下さったら嬉しいです!


厳島神社と九條池

堺町御門を入ってすぐ左手にあります。
池はここにあった九條邸跡です。

でっかい亀がいてじたばたしてる
空気が変わります

【学習メモ】
平清盛が安芸の厳島神社を勧請して、摂津兵庫築島に創建したとされ、のちに清盛の母である祇園女御が合祀された。
さらにここにあった五摂家の一つ九條家の邸内に移され、明治維新の際に九條家が東京に移った際にそのまま残された。

祭神:市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命、祇園女御

京都・観光文化検定試験 公式テキストブック

巳が使いの様なので、来年もお参りします。

唐破風鳥居

厳島神社の「唐破風鳥居」は、上部の横柱が曲線状に反り曲がっています。
平清盛が寄贈した鳥居と書かれています。
京都三珍鳥居の一つ。

三珍鳥居のうち三柱鳥居は以前訪問しています。

残りは北野天満宮内の伴氏社の「蓮社石鳥居」です。

神様からの景色

先に進みます。
出水の小川を通って白雲神社に。
ちっちゃな子供たちが水遊びをしていました。
このあたりはテーブルのあるベンチもあって、家族連れや友人連れ立ってピクニックをされていました。

一人で散歩していると少し寂しい。。。

出水の小川
素敵な大樹


白雲神社

白雲神社に参拝します。

本殿。

「御所のへそ石」と呼ばれる「薬師石」
この石を撫で、身体の痛いところを撫でると治ると伝えられているパワーストーン。

なでなで

さらに進みます。
御苑広い。。

清水谷家の椋から建礼門

このあたりが「清水谷家」の屋敷であったことから呼ばれています。
樹齢300年。
苑内でも椋木は珍しいとのこと。

木漏れ日

向こうに見える山には「大」の文字がくっきり。
このあたりが五山の送り火の「大」のベストスポットです。

左が建礼門

建礼門は、京都御所の紫宸殿の正面にある最も格式が高い門です。
天皇陛下や国賓が来られた際にのみ開かれます。


さて、蛤御門から京都御苑を後にします。

蛤御門

最初に訪れたときは、勝手なイメージでとても大きい門と思っていたのですが、やや小ぶりです。

【学習メモ】
もともと開かずの門で、宝永の大火で開門されたことから、焼けて口を開ける蛤に例えて命名された。
元治元年七月、約三千の兵力で入京した長州藩が、蛤御門付近で御所を守る薩摩・会津などの政府軍と激戦したが、長州藩の敗北に終わる。
今でも当時の弾痕が残っている。

京都・観光文化検定試験 公式テキストブック

ここで御所の方向に銃を撃ったことが、その後の長州征伐に繋がり、日本の歴史が大きく変わっていくことになります。

史実だけだ読んでもピンとこないけれど、実際にこの弾痕を見ると本当にあった出来事だとリアルに伝わります。。

すごいものを見た気がします。


護王神社

蛤御門を出ると目の前が護王神社です。
鳥居までの壁にストーリーが描かれています。

鳥居に。こちらは狛犬さんではなく猪です。

【学習メモ】
和気氏の氏寺である神護寺の境内に清麻呂の零社として祀られ、護法善神と称されていた。
明治十九年に御所の守護神として現在の地に移転。
祭神:和気清麻呂公命、和気広虫姫命、藤原百川、路豊永
亥の子祭(11月1日)
亥の月の亥の日、亥の刻に餅を食べると病気にかからない。

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霊猪の手水舎

護王神社は足腰の守護神。
拝殿にもお守りがかかっています。

拝殿
四神相応

ご参拝します。

本殿

後2か月なのでナーバスになっていて、どこを見ても試験に出そうで気になります。

吉井祐の歌碑と「カリン」
歌集「残夢」にカリンを詠んだ歌が三首納められている。
カリンはこちらの御神木でもあります。
警察消防招魂社
日本一の「さざれ石」

見どころがたくさんでした。
こちらは大丈夫になった気がする。。
さてお買い物。


澤井醤油本店

創業は明治12年(1879年)とのこと。
気になっていたので立ち寄りました。

素敵な佇まいです。

蔵もある

写真OKとのことでしたので店内の樽を。
お店の中は醤油、麹の良い香りがしています。
ここで白米食べれそう。(笑)

お店の方と相談してこちらを購入。
色の割にはあっさりなので多めにかけても大丈夫ですとのこと。
お餅焼いてそのままかけてみてくださいとのことなので今度試します!

瓶にもこだわりがあるとか

今回はこちらで終了です。
今出川駅から帰ります。

それではまた。

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