『THE GREEN LIE ~グリーンライ エコの嘘~』を見て 本当のエコとは?
フェアトレード、エシカル、オーガニック、、、
これらは一体何だろう?
私はこれから何を信じて
“モノを選択すればいいんだろう?“
そんなことを考える映画だった
⚫︎あらすじ
“環境に優しい商品” など身の回りで見かける “エコ” の実態に迫るドキュメンタリー。
エコや持続可能をうたう商品が、生産地でどんなやり方で作られているのかを追いかけ、
どのような消費の選択をすればよいのか観客に問いかける。
監督のヴェルナー・ブーテは、作家のカトリン・ハートマンとともにインドネシアへ向かう。
ふたりの目的は “持続可能なパーム油の謎“
現地についた彼らは、土地の人の案内でパーム油農園拡大のため焼かれた熱帯雨林地帯を訪れ、
環境破壊の実態を目の当たりにする。
制作年 2018年
制作国 オーストリア
時間 97分
以下、感想になります(少しネタバレのところもあります)
私はモノを購入するとき(選択するとき)
裏のラベルを見て買うようにしている。
この映画の中で、パーム油農園拡大のために焼かれた熱帯雨林地帯を見て感じたこと。
サステナブルの認証は企業の嘘を隠している。
私がエシカル、サステナブル、エコだと思って買っている商品の裏には森林を焼き払っている企業がいるかもしれない。
フェアトレードやその他のエシカルを表すラベルは、その商品が公正なものだと信じ込ませるものにすぎない。
ラベルや認証はあいまい。
問題はエシカルの基準を決める法的手段がないこと。
大切なことは
エシカルとうたわれているから
フェアトレードやオーガニックのラベルがついているから
といって信じすぎないこと。
疑うこと。
分かる範囲で調べることが大切なんだなと思った。
エシカルやフェアトレードを流行りにしてはいけない、改めてこれらの本質を知らないといけないと考えさせられた
最後に映画の中で印象に残ったところを。
Raj Patel教授のインタビュー
「そもそもなぜこの社会は、自然を破壊して生産した商品/そうでない商品、子供を搾取して生産した商品/そうでない商品、
という選択肢の存在を許容してしまっているのかを考えなければならない。
自然破壊や子供の搾取、不当な労働環境などの上で生産されているものはそもそも存在自体許されていいはずがないのだから。」
その通りだと思う。
私がフェアトレードを応援していること、エシカルを広めようとしていること
それは、いつかフェアトレードで生産された商品が普通に流通すること、エシカルな消費が普通に行われること
そんな世の中を目指しているから。
本来は選択肢があること
そのこと自体が間違っている。
改めてそんなことについて考えた映画でした。
※ Peatixというアプリ内で不定期に配信されているので気になった方はぜひ!
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