Poem

169

本

Arimの詩…風のなかを通り過ぎる時、今日はどんな風景が広がるだろう…。それは、林の中を吹く風とは限らない。街の中を吹く風、貴方との境界を渡る風。…詩と歩く。

降り続く雨
側溝の溢れる黄色き水の跳ね上がりは
生きている生きている、と
時を鳴らしていく

青々と湛える山上の湖水
空を写す鏡のような水面は
吹き続ける風に
白い波を描き続け
生きろ生きろと
木々の根や
鳥の羽や
人の心へ
祈りの言の葉を響かせていた
#Arimの詩 #詩 #現代詩

昼なお暗き森に
風が静かに吹きわたる
暗闇で　葉の吐息１つ１つが　
私たちへの　
光玉を作っている
生きるとは
善であれ、と
#Arimの詩 #詩 #現代詩

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