僕は2辛の普通盛
最近食が細くなった。
食べたい量が食べられなくなった。
すぐ満腹になる。
大盛り無料が嬉しく無くなった。
一人前がちょうどいいか満腹になる。
テレビの大食いもいけるだろとか思ってたけど絶対に無理。
これがアラサーか?
三代欲求の食が弱くなると人間として弱くなったというか、生命力が下がった感覚がした。
そんな感覚を持ちながらこの前ランチを食べにお店に入った。
辛いものが食べたかったから純豆腐にした。
旨辛くらいが好きで、標準以上の辛さは得意ではない。
「豚キノコ純豆腐の2辛でご飯普通盛りでお願いします。」
これが今の僕にはベストなランチだった。
欲を言えば大盛りご飯食べたいなと思う。
完成を待つ間、僕の横に大柄な女性が座った。
友人と来ていて楽しみにしていたようだ。
店員さんが呼ばれた。
その人が注文したのは4辛のご飯大盛り。
寂しいというか、悲しいというか、虚無というか、よくわからない感覚になった。
別に4辛が強いわけでもない。
ご飯大盛りが偉いわけでもない。
比べる必要はない。
だけど何か劣った気がした。
僕の豚キノコ純豆腐がきた。
ちょうど満腹に楽しく食べられた。
隣の女性が食べ終わる前に店を出たけど、きっと楽しく食べただろう。
2辛の普通盛りも4辛ご飯大盛りもどっちも楽しくて美味しい。