北欧のような照明の難しさ
日本の住宅で、北欧的な照明環境にするのは
すごく「照明へのこだわり」と「熱意」がいる感じがしています。
どんなこだわりと熱意が必要なのか。
身近な人の年代別に考えてみました。
まずは、80代とか90代。(2021年時点で)
私の祖父母の場合、
戦争体験(空襲に備えるため家の中を暗くした。など)と
昔の古い家が暗かったのが嫌だったみたいで
室内はしっかり明るくしたいようです。
キャンドルなんてもってのほか!
よっぽど北欧の家具が好き=こだわり で、
既存の照明を取り外し、電球の色味も選ぶなど=熱意
があれば、暗めの照明にする人もいるかもしれませんが、
基本は「暗かったら目に悪いでしょ!」「明るくしたい!」
という感じでしょうか。うちの祖母はそんな感じです。
その子供世代、50代-70代も
子供時代を「明るい空間」で過ごしているので
よっぽど北欧の家具が好き=こだわり で、
既存の照明を取り外し、電球の色味も選ぶなど=熱意
がなければ、特に違和感なく「全体に明るい照明」
の家が多そうです。(私の知り合いのお家の感じでは。)
その孫世代との間ぐらい、40代になると
旅行で北欧に行ったり、雑誌でみたり「憧れ」から
北欧的な照明にする人もいそうです。が、
賃貸住宅、建売住宅に住んでいると、デフォルトで
「明るい空間」を作るための照明が付いているので
やっぱり、
よっぽど北欧の家具が好き=こだわり で、
既存の照明を取り外し、電球の色味も選ぶなど=熱意
がないと、難しそうです。
自然になんとなく、あるもの、買いやすいものを
選んでいると、上の世代の作ったデフォルトに
流されるんだなぁ。
どんな明るさの家に住むかは、人それぞれですが、
選べるバリエーションが増えて、選びやすく
なったらいいのにな。と思ったりします。
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「暮らしのスケッチ」
家の中にどんなものがあるか、どんな時間があるか
を観察してスケッチしています。
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