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【読書】住宅巡礼(著:中村好文)

こんにちは!アーキロイドの福井です。
私が高校生の頃、住宅に携わると決めた本「住宅巡礼」

二十世紀の住宅の名作を訪ねる旅の日記のような案内書のようなフィールドノートのような本。著者が道中や空間を体験しながら、設計者が何を感じ考え苦心したのかをたどる。

わたしは、この本に出会ってから20年。(え...!)
今もドキドキワクワク、そしてイソイソと建築を訪ね歩く。

たくさんの方々と出会い、住宅設計の実務に携わり、歳を重ね、建築を巡る旅や街歩きは楽しくなるばかり。

そして、住宅設計は面白いなあ。何度読んでもウキウキする。福井

住宅設計が、建築的な知識や、構想力や、専門技術だけでは対処しきれないことを悟りました。つまり、住宅を設計する建築家は、「人間の住処」に対する豊かな夢想力の持主でなければなりませんし、———。
そして、なによりも、人間の行動や動作をつぶさに観察し、複雑な心理の綾を読み解き、市井の人々の喜怒哀楽に共感できる柔軟な心を持った「人間観察家」でなければならないことを教えられました。
つまり、住宅の設計は、大学の建築科を卒業し、ちょっと小才がきくぐらいで出来るような手軽な仕事ではなく、計り知れないほど間口が広く、また奥深いものであることを、そして、だからこそ、住宅設計が面白いのだということを、あらためて学んだことになります。

あとがき より

『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
のWEBサイトを公開しております。ぜひご覧ください。
設計のご相談・ご依頼お待ちしております。


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