京都の町家に一歩踏み入れる瞬間
こんにちは!アーキロイドの福井です。
京都で定期的に伺うここは、道路ぎりぎりに壁が立ち並ぶ京町家だ。町並みに統一感があって美しいのだが、表通りからは「奥」が想像しにくい。
道路に面した引き戸(下の写真左)を開けると、玄関庭と言われる「外(半屋外)」が現れる。奥行き2mほどの空間なのだが、道路ぎりぎりに立ち並んでた壁の向こう側のこの余白は、街の賑わいを忘れる静かな場面展開だ。そして、写真右側の引き戸はハシリ庭(キッチン)へ続く勝手口のようなイメージか。私たち客人は、写真を撮っている方の玄関引き戸をガラガラガラと開ける。
そして、また、玄関の間(マ)に、ハッとする。
この道路側の2mほどの使い方だけでドキドキする京町家、恐るべし。街歩きも楽しいが、建物に一歩踏み入れる瞬間はなんともいえない。福井
『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
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