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「留学に来た、だけで終わらせない!」逢甲大學のマーケティング学科に通う学生の留学のリアルに迫る!【台湾留学】

こんにちは、ARCHです!
みなさんいかがお過ごしですか?

今回は台湾にある逢甲大學の行銷系(マーケティング学科)に通う、大学3年生の布施帆海(ふせほなみ)さんにインタビューしました!

逢甲大學は台中市に位置する私立総合大学です。工学、商学、人文、情報、経営管理など10つの学部や併設される大学院があり、学生数は2万人を超える大規模な大学です。また「台湾の大企業が好きな大学生ランキング」にも毎年名前を連ねていたり、留学生に向けたPMPというプログラムを提供しているのも特徴です。

そんな逢甲大學の環境で、帆海さんはいったいどのような大学生活を過ごしているのでしょうか?

・海外留学や台湾留学に興味がある
・大学の学部選びに困っている
・台湾での大学生活の過ごし方って?
・台湾で生活することに興味がある

このような内容が気になっている方にぜひご覧いただきたいインタビューとなっています!

それでは早速、ここでしか聞けない台湾留学のリアルに迫ります!


・自己紹介

―この度はインタビューを受けていただきありがとうございます!
まず簡単に自己紹介をお願いしてもいいですか?

帆海さん:逢甲大學の行銷系(マーケティング学科)に通う、大学3年生の布施帆海(ふせほなみ)です。宮城県出身です、よろしくお願いします!

布施帆海さん (墾丁での写真)

―よろしくお願いします!宮城県出身なのですね。台湾に来たばかりの頃、暑さは大丈夫でしたか?

帆海さん:なかなか慣れなかったですよね(笑)でも台湾が大好きで、時間を見つけて国内旅行や日帰りプチ旅行も何回かしました。台湾で一番好きな場所は最南端の墾丁です。

―墾丁ですか!私を始めとして、最南端なのでなかなか行く機会を逃している人も多い気もしますが行ってみるべし!ですね。

帆海さん:ぜひ!

―逆に、台中では帆海さんお気に入りの過ごし方などあったりしますか?

帆海さん:コーヒーが大好きで週末に台中のカフェ巡りをしてます。1、2年生の時に大学のコーヒーサークルに参加していて、豆の勉強だったり、ラテアートなどを少しだけ学んでました。

コーヒーサークルでの様子

―コーヒーサークルいいですね!ちなみにどういうきっかけで参加されたのですか?

帆海さん:コーヒーが好きというのはもちろんなのですが、やりたいと思ったらなんでも手を出して突っ走る性格なのですよね。なので行動力は人よりもあると思います。MBTIもE70%のENFPで、人見知りもせずに人と関わって新しい考え方や価値観に触れるのが好きです。

―なるほど!そんな帆海さんが自身の中で大事にしている考え方などはあったりしますか?

帆海さん:「留学に来た、だけで終わらせない!」です!

―お、気になるワードですね!ではここから帆海さんの台湾留学に関することを聞いていけたらなと思います!


・台湾留学前のこと

【台湾留学に至るまで・大学申請について】

―帆海さんはそもそもどうやって台湾留学を知りましたか?

帆海さん:私の場合は台湾留学より前にまず、”台湾との出会い”がありました。その時はちょうどコロナ禍で、台湾がコロナ対策で注目されていた時に台湾特集のテレビ番組を見て台湾に興味を持ちました。

―確かに当時、台湾のコロナ対策に関する報道をよく見かけましたね!

帆海さん:それから興味を持ってオードリー・タンさんの本を買って読みました。そしてその本には台湾のデジタル政策のことや教育についても派生して書かれていて「台湾は面白いなぁ」と思い、それから台湾のことを色々調べているうちに、台湾留学という選択肢と出会いました。

―もしコロナがなかったりその時に本を読んでいなかったら、台湾留学と出会っていなかったのかもしれないですね。

帆海さん:そうですね。そして中学生の時に学校の研修旅行でオーストラリアに1週間行った際に、海外の新鮮感というかワクワクした感覚を忘れられなくて、人生のどこかのタイミングで海外に身を置きたいという気持ちがありました。高校時代はコロナでタイミング的に難しかったので、まだチャンスが沢山ある学生のうちに大学進学で台湾に行くことを決意しました。

―なるほど。それでいうと帆海さんはどのように大学申請などを進められましたか?

帆海さん:私は色々な国への海外留学を扱っている留学エージェントを頼っていました。こちらの留学エージェントの方針としては、手順や必須事項の連絡などのサポートはするけれど、詳しいことは自分で進めるという方針だったので、この中国語の書類はどう書けば良いのだろうと苦労したこともありました。

―特に大変だったことはありましたか?

帆海さん:中国語の部分ですね。書類のことや必要な中国語試験のことであったりを自分だけで進める難しさはあったので、留学エージェントに中国語教室を紹介してもらってそこで勉強したり、中国語に関する手助けを受けたりしました。

―確かに台湾留学の申請に関しては、中国語についてきちんと学べたりサポートしてもらえる環境があることは大事ですよね。

帆海さん:これは大切だと思います。あと中国語学習に関して私は、文法等はTOCFL試験対策でカバーしつつ、とにかくリスニングと発音ができなかったので、中国語のYouTubeをたくさん見たり、中華圏アイドルの好きな動画を見ながら1フレーズ絶対覚えるようにしていました。

―語学はコツコツ勉強することが大事な部分も大きいと思うので、自分の好きなことと結び付けて勉強すると続けやすいですね!



【大学選択について】

―話は変わって、帆海さんはどうして現在通われている大学を選びましたか?

帆海さん:逢甲大學を選んだ理由はいくつかあって、PMP(1+3プログラム)があること、留学生のサポートが豊富であることや生活に不便することがないと聞いたこと。それから奨学金をもらえたり、寮が綺麗であることから選びました。

―えっと、PMP(1+3プログラム)ですか?

帆海さん:はい、PMP(プレメジャープログラム/1+3プログラム)は大学1年生の時には中国語を中心に学習して基礎教科や興味のある授業を取りつつ、大学2年生から自分の興味のある学科に進むというようなプログラムです。台湾では逢甲大學の他にも数校あるみたいです。

―そのようなプログラムがあるのですね!ちなみに帆海さんはどうしてPMP(1+3プログラム)を選びましたか?

帆海さん:私、中高では理系教科がすごく好きで、日本の大学も理系の学部を受験していたんですけれど、台湾留学を考えた時に、もう一度何を台湾で勉強するのか考えたいなという風に思ったんです。そのタイミングで文系理系に関係なく沢山の先輩のお話を聞いて、やはりもう少し自分が何を学びたいかを考えたいなと思い、最終的にPMP(1+3プログラム)を選びました。

―なるほど、自分が何を学びたいのかを改めてじっくり考えようと思ってPMP(1+3プログラム)を選ばれたのですね。

―お話を伺っていると、帆海さんは留学前に自分の学びたいことときちんと向き合おうとしたり、そのための情報収集を入念にしていたと感じたのですが、情報収集について心掛けていたことはありますか?

帆海さん:そうですね、正直ネットに書いてる情報は良いことばかり書いてあることが多いため留学の悪い側面が見えづらかったです。なので高校生の頃にインスタグラムで台湾留学アカウントを作って、台湾に留学して活動されている先輩を見つけて、片っ端からDMをしてリアルな声を聞きましたね。多分20人くらいには連絡したと思います。

―素晴らしすぎる行動力、、、自分からリアルな情報を取りに行くことは、満足いく大学生活を送るためにも大切と言えそうですね。

・現在留学していて

【PMPでの1年目について】

―先ほどPMP(1+3プログラム)を選んだ理由や内容について伺いましたが、実際PMPでの1年目はどうでしたか?

帆海さん:私はすごく選んで良かったなと思いました。学びたいことを模索できることもそうなのですが、最初誰も知り合いがいない状態で台湾に来ている私にとって、この気持ちを分かってくれたり同じ状況を共有して一緒に頑張れる留学生がいる環境はすごく安心できました。そして中国語についても、留学生に理解のある先生が優しく教えてくれるので、台湾で大学に馴染んでいくための一歩としてすごく良い環境のように思いました。

―確かに、同じ状況を共有できる安心感はありそうですね!

帆海さん:ですが、やはり留学生との関わりが多いので、中国語をより上達させるには意識的に台湾人と関わるなどが必要なのかなとも思いました。

PMPの中国語授業の様子


【マーケティング学科について】

―PMPで2年目からは自分の興味のある学部を選べるということでしたが、帆海さんは何学部を選ばれたのですか?

帆海さん:私はマーケティング学部を選びました。理系教科も好きではあったのですが、研究というところと自分の興味があまりつながって思い浮かばなくて。そうして自分は何が好きなんだろうと考えていた大学一年生の時に、たい和ん学生団体で広報だったりSNSの発信に関わってみて、この分野に興味あるなと思うことが多くて、自分にこの学部が合うなと思ったことが決め手でした。

―自分の興味を模索する期間があったからこその経験が決め手となった言えそうですね。マーケティング学科ではどのようなことが学べていますか?

帆海さん:マーケティング全般、広告・リール動画作製、SNS運用、ファッションショー、などなど実践的に学べています。

―特に印象に残っている授業はありましたか?

帆海さん:マーケティング学部では学期ごとにプロジェクトテーマがあるんですけど、前期は企業とコラボして広告作成をしました。演者も内容を考えるのも全部自分たちで、その広告をYouTubeに上げて、そのいいね数が直接成績になるという感じでした。後期はファッションショーを毎週各グループで開いてその写真集を作って提出したりしました。

―かなり実践的ですね。帆海さんはマーケティング学科のどんなところが魅力だと思いますか?

帆海さん:実践的な授業が多いことはやはり1つの魅力です。先ほど紹介した授業の広告制作も、その発信や分析も実践を通すから得られる学びがあると感じます。それから自分のブランドを持っていたり、SNSで活動するなどクリエイティブで発想力に長けた人が多く刺激的であることも魅力だと感じます。

―逆にマーケティング学科の大変なところはありますか?

帆海さん:グループワークがとにかく多いことですかね。一緒に組んでくれる台湾人を探すのが大変だと感じます。中国語ネイティブでない留学生同士で組んだり普段学校をサボりがちなクラスメートと組んだりすることが多いと、課題をこなすのがちょっと大変になると思います。なので自分から声を頑張ってかけたり、やる気を見せるのは大事だなと思います。

―なるほど。それを踏まえつつ、マーケティング学科を受験したい後輩がいた場合、どんなことを勉強しておいた方がいいのかなど、アドバイスがあればお願いします。

帆海さん:拙い中国語でもいいので、自分の口で気持ちを伝える練習は絶対にしておくべき。自分に自信を持って、とにかく声に出してみることが大事になると思います。

美學のレポートの様子
美學のレポートの様子その2
美學のレポートの様子その3


【生活面】

―現在台湾ではどのような留学生活を送っていますか?

帆海さん:学校→勉強→遊び→バイトの繰り返しですかね。最近は平日休日問わず暇な時間が本当にないので、充実してると言えますね。

―なるほど!この生活サイクルは例えば留学一年目とはやはり変化しましたか?

帆海さん:そうですね、確かに1年生の時は日本人のコミュニティづくりや日台交流に関わることをしてみたいと思って団体に参加していたりもしました。それらは達成できたので一区切りをつけ、台湾留学3年目の今はこうして自分の学びたいことや台湾留学でやりたいことに時間をつぎ込んでいますね。

―それでいうと最近何か興味のあることはありますか?

帆海さん:うーん、最近でいうと台湾のSNSマーケティングモデルに興味があります。なんだか感覚的に台湾ではインフルエンサー広告が多いような気がして、そういう台湾独特のものをちょっと見れたらなと思っています。

―かなり学部柄が出ている興味ですね。それぞれ自分の学部や専門から「台湾」を見てみるのは面白いかもしれませんね。

―話題は少し変わりますが、先ほど逢甲大學を選んだ理由について伺った際に、留学生へのサポートが豊富であることや寮がきれいであることに触れられていました。実際に来てみてどう感じていますか?

帆海さん:留学生が多いから留学生に理解のある先生が多くて、申請などについても教えてくれたり、生活で困ったことがあっても頼れる存在がいるという安心感があり、非常にサポートが手厚いなと感じますね。奨学金も制度が沢山あり、成績をきちんと取っていて申請すれば割ともらえる印象があります。

―かなり充実のサポートですね。

帆海さん:ですね。大学寮についても、綺麗なのに安くて退寮する理由がないです。今も寮に住めていますが、国籍問わず抽選制なのがヒヤヒヤです。

―それは住み続けたくなりますね!このように環境的にすごく整っている印象を受ける逢甲大学の特徴を聞かれたらどんなところが挙がりますか?

帆海さん:留学生が多くて国際的です。それから日本人留学生の数も多いので日本人との触れ合いが恋しくなるみたいなこともない、けれど多すぎて逆に繋がりがなくて知り合いではない人も多いみたいなところですかね。

―なるほど。台湾留学に来る日本人の中には「せっかく留学に来たのだから日本人とあまり関わるべきではない」という考えを持つ方もいらっしゃると思うのですが、帆海さんは留学生活において“日本人と関わる“ということについてどのように考えていますか?

帆海さん:気持ちは分かるんですけど、まあでも個人的には留学に来ているから日本人を避けるみたいなことはしなくていいのではないかと思います。例えば大学、バイト、遊びなどで関わる人も変わってくるだろうし、異国の地に来ているから出会う日本人だからこそ共有できることもあると思うので。こだわらずに柔軟にいるのが良いのではないかと思います。

―台湾生活のことも聞いてみたいです。台湾での生活は帆海さんに合っていましたか?逆に未だに慣れない点はありますか?

帆海さん:交通だけは本当に慣れないです、ギリギリ攻めすぎで。なんで今まで交通事故あった事ないのか不思議になるレベルです(笑)それ以外は合ってました!日本人が住みやすい国なのかもなんて思ったりもします。

―確かに交通は注意が必要ですよね。あとは過ごしやすそうで何よりです!

帆海さん:あ、まだ慣れない部分ありました、台湾で人生で初めてGに遭いました。気絶するかと思った、、、台湾3年目の今でも1人で退治できないので友達と寮暮らししてます。

―こちらもかなり留学生の頭を悩ませるテーマですよね、、、私たちは精神的にきっと強くなっていると信じましょう(笑)

―もう一方で、台湾にいて良いことも多くあると思うのですが、台湾に来て印象に残っている思い出はあったりしますか?

帆海さん:家族が台湾に来て、私に会いに来てくれた時のエピソードです。私のおばあちゃん、少し足が悪くてゆっくり歩いていた時にこけそうになっちゃったんですよね。その時に隣にいた台湾人の男の人がすかさず「大丈夫かい?」っておばあちゃんを支えてくれたんです。この何というか、人目を気にせず躊躇なしにまっすぐ助けてくれるところ。おばあちゃんもとっても感動して、それまで私が台湾に留学していることで不安がってもいたのですが、「もう不安はない」と言って日本に帰りました。

―素敵すぎるエピソードです(泣)



【ここまでの台湾留学を振り返って】

―台湾留学に来る前と今で、帆海さんは自身の中に何か変化を感じますか?

帆海さん:寛容さや許容範囲など、心の余裕が増えたと感じます。それから今までは結構人に遠慮して意見を言えないみたいな感じだったんですけど、大学のグループワークなどで自分の意見をちょっと人と違ったとしても言う人が多いのを見て、それに刺激を受けて自分の意見をちゃんと人に伝えるようになっていきました。

―なるほど。その変化にとって台湾という環境は大きなものであったと思うのですが、帆海さんはそんな台湾のどんなところに魅力を感じますか?

帆海さん:人、雰囲気、食事、全部です。みんな開放的だったりとか自分をありのままに表現している人が多いこと、自分を中心に考えたり、でも困った時には助けてくれたりで、何というか自分が自分らしくいられるところがすごくいいなと感じます。

・これからのこと

【卒業後の進路・これからの目標・台湾留学を希望する後輩へ】

―卒業後の進路について、現時点で帆海さんはどのように考えていますか?

帆海さん:台湾に残りたいです!特に台湾でこれがしたいとかが決まっている訳ではないんですけれど、とにかく台湾での生活が好きなんですよね。自分の性格と合っている。やりたいことをちゃんと自分を中心において考えられる場所。なので台湾というこの環境に身を置いていたい、何かにもっと挑戦したいなという気持ちがあります。

―なるほど!台湾留学も現在3年目だと思うのですがこれからの目標や夢はあったりしますか?

帆海さん:最上級の自分になることです!何というか、自分ができるキャパの最上級まで、やれることは全力でやりたいみたいなそんな感じです。今もやっていることは何個かありますけど、これからやりたいことが増えたりした時に、面倒くさいからいいとかそういう妥協的なことはしたくなくて、倒れない程度に自分の上限を高めていきたいという気持ちがあります。

―最後に、現在台湾留学を希望している後輩へアドバイスをお願いします!

帆海さん:これは本当にもう自分の経験からなんですけれど、とにかく遠慮なく先輩を頼りまくって情報を見極めるのが大事!誰かに言われるままに留学に来るのではなくて、自分で情報を手に入れてきちんとそれを見極めて行動した方が絶対に留学楽しくなると思ったので、目先の情報だけでなく色々な人に意見を聞いたり、もっと先輩を頼ってみるといいと思います。

―帆海さんありがとうございました!


以上、帆海さんインタビューでした!
いかがでしたか?

台湾留学前には自ら積極的に多くの先輩から留学の情報を集め、台湾留学中も様々な行動を通して自身の興味を模索し、現在も自分の興味のあることを自分なりの目的意識を持って学ばれている帆海さん。

今回、帆海さんにインタビューさせて頂き、普段の生活の中においても、自分で決めたことにきちんと時間を注いで力を尽くしていくことの大切さを改めて感じさせていただいた。そんな時間になったと感じています。

そして今回ご紹介した逢甲大學にはどうやら日本人学生専用サイトもあることを発見したので、良ければ参考にしてみて下さい!


今回の内容が少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

執筆:Eito


『台湾留学したいけど、何から始めれば良いの?』

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