悲しみの矛先
PTSDになったきっかけ中学生の時に付き合っていた彼
当時わたしは未成年の自分が成人している大人と付き合うことになんの抵抗もなかった
むしろ大人の彼氏がいる自分に酔っていたと思う
同級生たちとは違う余裕や優しさにどんどん惹かれていった私は彼の虜になっていた
ただその優しさが少しずつ変わっていき
違和感を感じた時にはもう遅かった
感情的になることが多くなり次第には手を出すようになった
自分の思い通りにいかないとき、私が原因じゃなくてもそれは治まらなかった
絶対に私が悪くないことでも
【お前のせいだ】といつも怒鳴った
普通ならそんなこと言われたら真っ先に別れを考えるはずなのに
彼に依存していた私は離れることはできなかった
DVするひとの典型的なセリフ
ごめんもう二度としないよ
大好きだから
耳にタコができるほど聞いたそのセリフは
今の私にとってはトラウマです
どんな些細なことでもトラウマになる可能性はゼロではありません
周り人達にそんなことで悩むな、大袈裟だと
言われても本人が恐怖を抱えていればそれはトラウマなんです
私も未だに、そのトラウマから逃げることはできていません
でも大丈夫です
どんなに怖くても、また同じようなことが起きてしまっても
自分を助けられるのは自分です
同じような目に合わせてやりたい
きっとそう思います
でもそれでは不幸の連鎖が続いてしまいます
できる限りの法的措置を取ったらあとは自分との戦いなのです
あなたの恐怖を
あなたの【悲しみの矛先】を
どうか間違った方向に向けないであげてください
トラウマを抱えているからこそ
より人に優しくできる
痛みを知っている人間は
痛めつけた人間の何倍も強く優しく美しいです
自分を責めすぎずゆっくりと向き合う
そして自分を本当に大切にしてくれるひとを大事にしてください
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