ネガティブ思考が最高な理由。
よく、ポジティブ思考こそ自信をつける方法である。
そういうふうに言う方が多いんですけど、よくよく考えてみると変な話。
ポジティブって言い換えると『慢心』なんだと思うんですね。
『俺はやれる。』
『私なら大丈夫。』
こんなこと考えながらうまく仕事やってる人、、、?
少なくとも僕は見たことがありませんね。
どっちかというと、うまくやってる人は自分に対して引き算な人が多い。つまり、ネガティブ思考ですね。
『俺の問題点はこれ。』
『私はここを失敗した。』
ただし、このネガティブ思考を感情的ではなくて、論理的に、物理的に捉えてる節がある。
そして、調べるなりなんなりして、自分の解決策を見出していく。
『あ、こうしよう。』
そうやって問題を解決している。
よって、この世において持つべくはポジティブ思考ではなく、本当はネガティブ思考だったわけです。
よく考えりゃそうなんですよね。
今の自分を否定するから成長と改善があり、将来の自分から今の自分を引き算するからやるべきことが見えてくる。
ネガティブ思考こそ、人間を成長させてくれる打出の小槌だったと。
しかし、至って現実的な皆さんはこう思うでしょう。
『いや、ネガティブ思考で困ってるんですけど、、、』
ネガティブ思考で困ってるんだよ、と。
成長できねぇのが問題なんだよ、と。
でも、ネガティヴ思考ということは『成長の素』について、私たちはもう持っていることになる。
であれば、やることは2つだけ。
①ネガティヴな自分を認める。
②論理的思考を鍛える。
①ネガティヴな自分を認める。
ネガティヴが自分を成長させるのですから、その性格・考え方を手放す必要はありません。
むしろ、ネガティヴな自分がいい。
というふうに、ちょっとづつ自分を受け入れてみてください。
受け入れる姿勢ができると、物事の受け取り方が全然違います。
まあ、ただ一口に受け入れると言っても難しい部分があるので、具体的なやり方をお教えします。
それが点数化。
今の自分が何点かを点数に変えてみる。
30点であれば0よりはいい。
60点であればもう最高。
こういう風に点数化すると、100点(好調)じゃないときも『まあ、いいか。』と不快感を受け流していけます。
お仕事でも、完璧ではなく60点を目指せ。
あとから修正すればいい。とはよく言われます。
自分を認めて、点数化。
これオススメです。
本記事で紹介した切るのではなく受け入れるスタイルは精神科医の森田正馬が主張した森田療法のエッセンスです。
そちらもよければ調べてみてください。
メンタルの調子が悪い方やネガティブ思考の方にめっちゃオススメ。
②論理的思考を鍛える。
こっちについては『ちょっと複雑そう。』と思われる方が多いと思いますけど、ぜんぜんそんなことありません。
論理的、というのは『具体的、行動的』なこと。
つまり、僕ら自身が論理的思考ができなくても、Googleで調べるなり誰かに聞くなりしてそれを実行していけばok。
◉論理的になる方法。
1.Googleに聞く。
2.他人に聞く。
『もっとちゃんと知りたい!!』というキッチリさんには本・学術文献という手段もあり。
ここらへんに関しては個人の趣向にお任せします。
まとめ
①人はネガティヴだから成長する。
②ネガティヴな自分を認めよう。
③検索で論理的思考を鍛える。
問題は理屈ではなく、行動で解決される。
ポジティブは本能で動くけど、ネガティヴは意志で行動できる。
独立性が武器になる時代では、むしろネガティヴ人のほうが強いと言えるのではないか?