読書感想文(292)三上延『ビブリア古書堂の事件手帖2〜栞子さんと謎めく日常〜』

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は、前回読んだ本の二巻目に当たります。
かなり読み易いのでサクッと読み終えてしまいました。

感想

今回も面白かったです。
まずプロローグで『クラクラ日記』が出てきましたが、私はこの本のことを知りませんでした。高校時代、坂口安吾の作品がとても好きだったので、こちらも読んでみたいです。
また、「善意の第三者」については、ドラマで観たのを思い出しました。ドラマはもう10年前になるようですが、かなり強く印象に残っています。
私はこの頃既に偽善や方便に疑問を抱いていたので、強く反発心を持ったのだろうと思います。

今回、全体的に穏やかな話が多かったような印象を持ちました。
前回が少し強過ぎた面もありますが、第一話の読書感想文や第二話の贈り物など、何気ない日常に潜んだ心温まるお話、という感じがしました。まるで、いつか手に取られることを日陰でじっと待っている古書のような。
やはり私はこのシリーズのこういう雰囲気に惹かれます。
まだ正体は掴めませんが、これから続きを読みながらゆっくりと味わっていきたいと思います。

おわりに

この本は今回二巻までしか借りていないので、続きはしばらく読めません。
他の本を読みながら気長に待とうと思います。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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