読書感想文(404)マックス・エルンスト『百頭女』
はじめに
こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。
今回はシュルレアリスム文学の『百頭女』です。
先日読んだ『シュルレアリスム宣言』を買いに本屋さんに行ったとき、たまたま見つけたので買いました。
こういうのは買いたいと思ったタイミングで買わないと一生読みませんからね。
感想
んーー、面白かった、とは自信をもって言えません。
アンドレ・ブルトンの『溶ける魚』よりは断然面白かったです。
というのも、コラージュの挿絵があるので、色んなことを想像できるからです。
とはいえ、ストーリーはあるようでないようなものなので、普通の小説のような楽しみ方はできません。
恐らく、タロットカードのように、その時印象に残ったものとか、そこからメタ的に精神分析をしていったりすると一層楽しめるような気はしました。
それがシュルレアリスム文学の享受の仕方としてどうなのかはわかりませんが……。
内容で覚えているのは百頭女とロプロプ。
あとは性的な描写が多かったように感じました。
これが何を表現しているのかは作者すらわからない(というもののはず)ですが、んー、なんなんでしょう。
でも、いわゆるシュールな絵も結構ありました。
おわりに
今のところ、この本を読んだことによる劇的な自身の変化は感じていませんが、これも将来の何かしらときっと繋がっているのだろうと思います。
ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。