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「時の流れ」#カメラと私と日常と 2022/04/01

桜の見頃は一瞬だ。
ついこの前満開を迎えたかと思えば、もう散り始めている。

でもその儚き一瞬に日本人は美を見出す。

日本人の美の観念にはどこか「時間」という軸が密接に関わっていると思う。

桜のような一瞬の儚さに美を見出す。

経年変化で朽ちていく様に美を見出す。

カメラでも経年変化を楽しむと言ったこともある。

この美的感覚は他国ではあまりないように思う。

英語でも「MOTTAINAI」と訳されるように、変化を愛し、修復して直して長く使い込むという感覚はあまり海外にはないのだろう。

日本庭園にある、ししおどしも一定間隔に音が鳴る、いわば時間の経過を楽しむものの一つだろう。

日本人が余白や空白を好むのも、その余白に「時間」を感じ、それに美しさを見出してるのではないかと思っている。

不完全で、不揃いで、儚くてそんなところに美を見出して文化としてきたこの日本が私はたまらなく好きだ。

こうした時間の経過、変化に美を見出し、楽しむ文化ができあがったのも日本に「春、夏、秋、冬」という四季があることも大いに要因になってそうだ。

こういう文化史を読んでいくのも大変面白いもので、ぜひみなさんも時間のある時に調べてみてください。

先人たちが何を楽しみ、何に心動かされてきたのかに思いを馳せるとどこか親近感が湧いたり、これまでとこれからが、ちゃんと地続きになっているんだという感覚になったり、色んな発見があると思います。

っと、散りゆく桜を見ながらそんなことを考えたここ数日です。

みなさんは日本が好きですか?


ではまた明日👋

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