ある意味黒歴史な子供との日常を短歌に②(全3話)

【子の部屋で 溶けた蝋見て 近寄れば 半身覗く 黒光りのG】

長男の部屋の窓に遮光フィルム貼ろうと部屋入る。

隅っこの床(ちょうど死角)に溶けた蝋の塊を見つける。

何でこんなとこに? と近づく。

「え〜……」
蝋からGが半分出てますけど!? うちの子サイコパス系の才能でも開花したんか!?

長男帰宅後に亡骸の始末を言いつけつつ、問い質す。

「殺したんやけど、直接触りたくなくて蝋で固めたんやったわ。2年ぐらい忘れてた。ははははは」

――2年!?
むしろ状態保存ええとか何なん!? どうせなら全部固めて黒光りを白塗りしとけよ!

という嵐、子供との日常。


※※後書き※※
ご覧いただき、ありがとうございます。こんなアホっぽい日常短歌3選ですが、クスッと笑ってくれればと思ってます。

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