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【書評】モデリング読書術: 1日1個の「あるものいかし」

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『“自己肯定感”が低い人におすすめ!モデリング読書術: 1日1個の「あるものいかし」』けいすけ (著) の書評です。

「あるものいかし」とは、ないものねだりの反対を意味します。行動実験を続ける中で、自分が持っているものに目を向けられるようになります。他人と比較して「持っていないもの」や「できないこと」に意識を奪われる時間が短くなっていくのです。

『“自己肯定感”が低い人におすすめ!モデリング読書術: 1日1個の「あるものいかし」』

「ないものねだり」の反対は知りませんでした。
確かに自分に「あるもの」を活かすという意識でいれば、自分に「ないもの」に執着しなくていいと思います。

自分が一度に集中できる(フォーカスできる)のは一つだけなので、それが自分が持っているものか、他人が持っているものかのどちらか。

自分に集中すれば他人と比較しない、良いアイデアだと思いました。


「すべてを読まなければいけない」という思い込みを手放すことが、読書のハードルを下げるコツです。飛ばして読むと後からわからなくなると感じてしまい、落とし穴にはまる人もいるかと思います。  しかし、不安を探せばきりがありません。必要に応じて、戻って読めば大丈夫です。

『“自己肯定感”が低い人におすすめ!モデリング読書術: 1日1個の「あるものいかし」』

昔は完全に完璧主義だったので、すべてを読まなければ気が済みませんでしたが、本を多読していたときは結構、飛ばし読みできました。

ところが最近はまたすべてを読まなければ気がすまないようになってしまっています。原因は「不安」です。

ちょっと最近、強迫性障害で不安感が強くなってきていたのですが、それが読書にも影響してきたようです。

本書のこの「不安を探せばきりがありません」という引用部分を読んで、「ああ、読書だけじゃなくて、現実生活も同じだな」と思いました。

不安にとらわれて行動が鈍くなっていました。「じゃあ、現実生活も大丈夫か」と思えてきました。ありがとうございます。


6つのステップ(読む目的を決める → 本の全体感を把握 → 必要な章を選ぶ → 付箋をしながら読む → やってみることを記録 → 模倣して実験)を通じて、効率的かつ実践的に読書を進める

『“自己肯定感”が低い人におすすめ!モデリング読書術: 1日1個の「あるものいかし」』

目次にも書いてある6ステップですが、これができると強いなと思いました。「やってみることを記録」と「模倣して実験」が特に参考になりました。まさに「モデリング読書術」ですね。

「モデリング」でAmazonなどを検索すると、模倣するという意味でないモデリングの本が多数表示されるため、模倣のモデリングの本は貴重です。

モデリング+読書には最適な本でした。モデリングは自分以外の人の考え方や行動の仕方を取り入れて成長するために重要な要素だと再確認しました。

本書には「自己肯定感が低い人の長所」も掲載されています。
気になる方は手にとってみてはいかかでしょうか。


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