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「荒間大輔」はどこから来たか?

 このハンドルネームは……と説明する前に、そもそも「ハンドルネーム」という言葉がもはや死語に近いかもしれません。ルーツがパソコン通信時代まで遡るのであれば当然か。今ならアカウント名(垢)でしょう。

 いずれにせよ、この「荒間大輔(あらま・だいすけ)」はそれこそネットを始めた20年以上前から名乗ってます。ただこの表記にしたのはつい最近の話で、それ以前は「荒馬大介」。これで姓名判断をしてみると画数が良くないようで、どこかしらに「大凶」と出てしまう。ならば、と読みは同じでいい感じの文字をいろいろ探した結果、ようやくこれに落ち着きました。何の告知や宣伝もなく変えたため、気付いた方は数名ほど。読みは同じですから何の問題もありません。

 では「荒馬大介」はどこから来たか、というと実はこの漫画です。

 『名探偵荒馬宗介(あらま・そうかい)』。これがルーツです。

 我が家では『学研の学習』および『科学』を長らく購読してました。それゆえ学習まんがも数多く読んでおり、その中に『名探偵荒馬宗介』もあったのです。
 ただ上記サイトによると、雑誌での連載時期は1970年代後半~80年代前半とあります。自分は1978年産まれなのに、なぜ読めたのか……しかし子供の頃に間違いなく読んだ記憶があるため、おそらく何度か再掲載されたのではと推測されます。
 あと「図書館で『荒馬宗介が登場する算数の学習まんが』を借りて読んだ」こともあります。その正体はコチラでした。

 発行は1984年。これなら時期も一致します。
 ロングコートとボサボサの髪、モデルは刑事コロンボでしょうか。飄々とした出で立ちながらも、謎めいた事件をその知識と名推理で次々と解決していく姿に、自分はすっかりハマってしまいました。

 そして何より「荒馬宗介(あらま・そうかい)」という名前が物凄く気に入ってしまったのです。今思えばその時点で
「『あらまくん』『あらまさん』と呼ばれたら、さぞ良い気分になれるだろうなぁ……」
 という願望を、気付かぬうちに抱いてたのでしょう。

 それゆえハンドルネームが必要となった際、まず浮かんだのは「荒馬」の二文字でしたと。しかし下の名前が決まりません。名乗るからには「これは自分の別名義だ」という意味合いも込めてきちんとしたものをつけたい。
 そこで元ネタとなる「あらま・そうかい」という言葉の流れから「あらま・たいへん」という言葉が浮かび「荒馬泰平(あらま・たいへい)」という名前が誕生しました。しかしどうもしっくり来ません。
 そこから「たいへい→たいすけ→だいすけ」と連想し、誕生したのが

「荒馬大介(以前の表記)」

 でした。これなら元ネタの「荒馬宗介」と一字違いで、自分としても納得行くものになったため、以降ネット上ではこの名前を使っています。とはいえリアルでもオフ会等々でこの名前を使っていたため「え、本名じゃないんですか?!」てな状況もしばしば。

 これも「自分の別名義だ」と気合い入れて名付けた結果ですね。
 むしろ気合い入れすぎたかしら。

 

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