函館、森町への旅。
2024.4.13~14
毎年森町で錬成会があるということは知ってはいたが、今だかつて参加したことはなかった。(様似が)チームとして誘われたことがなかった、というのが理由だが、仮に誘われることがあったとしても参加することはなかっただろう。いかんせん遠い。今回は息子が平取チームからお誘いがあり、気合いを入れて参加することになった。
もはや写真を貼るだけで後は説明不要な、函館と言えばコレ的なやつ。僕と嫁は定番のチャイニーズチキンバーガー。好き嫌いのあり過ぎる(ほとんどが食わず嫌い)息子はカレーをオーダーした。味は美味しかったらしい。
道の駅スタンプラリーも忘れることなく。昨年買ったスタンプ帳は、息子本人や僕の剣道のお出掛けで徐々に溜まりつつあるが、完成には程遠い。これを完全制覇できる人はマジですごいと思う。とりあえず今回の旅では、七飯と森のスタンプをGET。
五稜郭の桜には少し早かったみたいだ。函館は僕にとってそこはかとなく特別な町だ。祖父がここから程近い上磯の出身だということ、父が高校時代を過ごした町であるということ、そして何より僕の永遠の憧れである磯谷有希が生まれ育った土地であるということが最も胸を昂らせる。また、僕の高校三年生の時の全道高体連もここ函館だった。2001年、ジュディマリがWARPという最高傑作のアルバムリリースと同時に解散を発表した年だった。
僕には一度行ってみたい場所があった。
グリーンゲイブルズ。磯谷有希が函館時代に足しげく通ったということで、ファンの聖地となっている末広町の老舗カフェだ。赤毛のアンをテーマにしたカントリー調の店内には、ファン達が持ち寄ったライブグッズで飾られたYUKIのコーナーがある(写真上段)。憧れの人ゆかりのコーヒーを飲みながら青春に浸っている僕の横で、息子がニンテンドースイッチをパチパチやってるのが軽くウザかった。
その後は付近の観光地っぽい所を散策。元町というのかな?教会風の建物が建ち並ぶ間に古民家風な喫茶店が点在し、観光客で賑わう通りを時折地元民と思わしき車高の低いファミリーカーが走り抜けていった。
夕食は宿からほど近い居酒屋、ヤン衆漁場昌栄丸へ。ほぼ土地勘がないので、ただ近いというだけでこちらを予約したが、結果大正解。新鮮な魚介料理はさることながら、とにかくスタッフの方々が明るくて優しい。最後は大将が席まで来て、僕のグラスに田酒を波波に注ぎながら、昔船に乗っていた時、様似に行ったことを懐かしそうに語っていた。
勢い止まぬ僕らは締めのラーメンへ。僕らは、なんて書いてしまったが酒の勢いに乗っていたのは自分だけで嫁と息子は半ば無理矢理、締めのラーメンに付き合わされたと言って差し支えない。これは場所が札幌だろうと旭川だろうと同じことである。そんな二人に僕は感謝しかない。ちなみに味はかなり美味しかったらしいが、酔っ払っていた僕は覚えていない。大門横丁にある龍鳳という店だ。
翌日、無事に琥太郎の錬成会を終え、渡島半島に別れを告げた。1月末に車を買い替えデリカD5になったので、ロングドライブも何のその。と言いたいところだがやはり疲れるものは疲れる。だが悪くない疲れだ。これからまた色んな土地へ行こう。
行きはこの日の為わざわざ拵えたジュディマリとGLAYが交互に流れるプレイリストをかけていったが、帰りはロイハーグローブを聴きながらの帰路であった。