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1冊の本で活字との向き合い方が変わった【日記2022/11/4】

週で一番活動時間が長い金曜日。さすがに、疲れがたまってきた。昨日の残りをレポートにすることに意外と時間がかかってしまった。しかし、やる気は衰えていない。それは、手元にこの本があるから。

最近読んでいるインプット大全。インプットしたことを情報のままにせず、アウトプットして知識とすることが大切と書かれていたので、noteはアウトプットの場として最適なのではないだろうか。本でもSNSに知識を発信することを進めていたほどだ。

そのインプット大全を読んで、最近気を付けるようになったことがある。それは書籍の読み方だ。

これまでの私の本との向き合い方

小学生のころまでは、本が大好きだった。年に200冊は優に読んでいた。しかし、中学生になってから本よりも楽しいことが散らばっていて、そちらに夢中になり、大学生になるまで活字は漫画か教科書。

私の漫画の読み方はめちゃくちゃに早い。少女漫画なら10~15分で一冊読んでしまう。少年漫画ならもう少しかかる。内容はさらっと理解すればOKな正確で、それよりもストーリーが好きなのだ。そのせいか、大学に上がってからも書籍を読む際には斜め読みが当たり前になっていた。

最近の悩み

大学院に進学してから、以前よりも情報過多になっている。そのため、更に斜め読みが加速。しかし、一向に内容が入ってこない。だが、インプットする情報は隣に山積みだ。

さらに、修士では学部生の時よりもアウトプットする場が頻繁にある。そこで、なかなか深い話ができないし、自分の専門ももっと深められるのにという葛藤、更に文章や言葉として表現する際に言葉が拙く、ちょっとした漢字が読めないという恥ずかしい出来事まで出てきた。これまで、きちんとインプットしていなかったつけが回ってきたのだろう。

と、思いながらも、どうすれば良いのか全く分からないと、正直途方に暮れていた時にインプット大全に出会った。

読んでないのにインプット大全をお勧めすることに

私は、研究の傍ら長期インターンでIT企業の広報をしている。noteで記事を週に1・2本投稿しているのだが、そこで社員のおススメする本を紹介することになったのだ。その中の一冊がインプット大全だったのである。

おススメするにあたり、自分の中できちんと落とし込まないと書けないことから、それぞれの本について簡単ではあるが情報を集めた。あまり大衆受けしている本は手に取らない主義の私(←性格があまのじゃく)は、出版当初インプット大全の名前は知っていたが、見向きすらしなかった。しかし、記事を書くための情報を集めるうちに自分も読みたくなったのである。近しい人がおススメするから、更にその効果は大きい。

北海道大学の図書館で借りてみた

記事を書いている途中で、北大の図書館でついになっているアウトプット大全と一緒に借りることに。かなり読みやすくまとめられている。

その中でも私が実践しているのが、
「アウトプット前提」で「深読」をすることである

これは書籍を読むだけではなく、話を聞くときでも使えると思われるが、アウトプット前提にすることで、心理的プレッシャーがかかり緊張状態に陥るらしい。脳内物質であるアドレナリンが分泌されることによって、集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まるというわけだ。確かに、研究でフィールドに行く際には、何が何でも情報を得るぞ!という意気込みのため、めちゃくちゃメモや写真、レコーディングなどあらゆる手を使って記録をしている自分がいる。

noteを始めたころ、ただ日々のことを綴るツール(まあ他にも目的は色々あるのだが…)と意識していたことで、日中にこれ書こうと言う思い付きはあるものの、noteに向き合ってから内容を考えていた。しかし、インプット大全を読んでから、授業でも研究でも、noteをアウトプットの場にするぞという前提があるため、しっかり体系づけたメモを取ったり、その先にあるレポートを意識するようになった。noteは日常のプラスαで行うツールなのではなく、自分がインプットした情報を自分の知識とするための必要なツールだったのだ。

更に「深読」を行うことで、私の中で革命が起きている。これまで言葉で躓いてきた私は、過去、斜め読みが常だった私に渇を入れたい。斜め読みは質を落とし、より効率の悪い読み方をしているのだと。深読は内容について議論できる水準で読むということらしい。つい最近も、本を読んで輪読に参加したのに、全く議論に参加できなかった自分がいた。読んだだけで満足していたのだ。

当たり前のことなのだが、やることが多いと、読むだけで満足してしまう。読書の冊数は少なくとも、一冊の質を高めることによって、その内容を知識として身に付けることが大切なのだ。

論文を読むにおいても、これら二つを意識するだけで、格段に私の身になっている情報が増えた。次のゼミ担当の時、前回からどれだけ成長した私を魅せられるかが大変楽しみである。そして、noteでコツコツアウトプットして自分をレベルアップさせるのだ。


今日のひとこと

インプット大全をメルカリで買うか迷い中

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