スクリーンショット_2019-01-03_14

普通の人が誰でも優秀な人になる方法(プレイヤー編)

あけましておめでとうございます! 株式会社Ariiの新井貴雄(@tko99999)です!
新年ということで今年の組織計画を考えていた際にふと、

「優秀な人って、ほとんど後天的にも関わらずその方法論って意外と認知されていないよな〜」

と思いまして社内向けにnoteを書こうと思ったのですが、せっかくだったので一般向けに書くことにしました!

ざっくりと自己紹介をすると株式会社Ariiの代表取締役をしております。
一度事業譲渡をしてるのですが今年で起業家6年目の25才です。
起業するまでは普通に会社員もしてまして、19才の時には某自動車メーカーの営業マンとして、月次3000万円ほど売上出して上半期No1とかでした。

そんなことを書くと、昔から仕事ができたと勘違いされるのですが、一番初めの上司に

「お前ほど仕事ができないやつを人生で初めて見た。」

と言われるぐらい全然仕事ができなくて、そのおかげでいつもどうやったら「仕事ができる優秀な人」になれるのかを考えるようになり、今に至ります。

ですので、今回のnoteでは

・やる気はあるにいつも空回りをする
・同期に比べて全然結果が出なくて焦っている
・2019年は爆裂に結果を出したい

そんな方向けに書こうと思います!
明日からでも実践できるよう、順序立てて書きましたので1から順に実行してもらえれば、おそらくあなたも仕事ができる優秀な人になります!

目次
はじめに  

初級編
1:求められている事を見誤らない
2:仕事ができる人を徹底的に真似る
3:圧倒的なアクション数をこなす
4:真似した事を咀嚼しながら意味を落とし込む 

 中級編
5:得意な事より苦手な事を見つける
6:能力を少し超える仕事をこなす
7:抽象度の操作して自分ごとの事象として置き換える
8:定期的にアウトプットする

  おわりに
参考書籍

1:求められている事を見誤らない

「その人間の価値や存在感は、他人が決めるのである。人間は人の評価で生きている。自分の評価より、他人が下した評価の方が正しいのである」

これは僕が尊敬する楽天の野村克也元監督の名言なのですが、結局人は他者からの評価の中で生きているんですよね。

僕の場合で言うと、Arii Inc,の代表取締役として市場(ユーザー、投資家、転職潜在層など)から常に定性的な評価をされてます。
その定性的な評価指数を定量的な目標として落とし込まれたものが各部門や各メンバー個人のKPIとなっています。

つまり、僕が優秀であるかどうかは市場が決めるように、あなたが優秀かどうかを決めるのはあなたの所属する組織や上司が決めるのです。
であるならば、まずしなければならないのは

「自分は今、何をすべきだと求めらているのか」

これをしっかり自覚しましょう!!もしあなたが、

「あいつのやる気はすごいんだけどな〜」

と上司に言われている場合は、上司の意図が理解できておらず間違ったアクションがされてます。
そういった経験がある方は、上司から指示をもらう場合は勝手な自己解釈で行動に移すのではなく、

「いつまでに、何をどれぐらいのクオリティで完了させ、わからない場合や困った時はどの段階でどのように対処をすれば良いか?」

を明確にしてからアクションを起こしましょう。(特にマネジメントレベルの低い組織の場合、曖昧な指示が飛んでくる可能性が高いです。しかしそんな状況だとしても評価する対象者は変わらないので、その場合は特に上記をしっかり守りましょう)


2:仕事ができる人を徹底的に観察する

(社内に参考となる人がいない場合、2は飛ばしてください)
おそらくあなたがしている仕事を誰よりも早く、圧倒的に結果を出しており、社内から優秀だと言われている同僚や先輩または後輩がいるはずです。まずはその人が、優秀だと思う自分なりの理由を見つけていきましょう。

例えばそれは、表裏のない性格かもしれませんし、社交的な性格かもしれませんし、端正な顔立ちが理由かもしれません。
ここで大事なことは、

「この理由は違うだろ〜ww」

と自分が思ったことでも必ず思ったことはピックアップしておき、真似できることは真似しましょう。

ちなみに僕が営業マンだった時は、上司(元No1営業マン)がダサめの丸ぶちのメガネをしていたのでそれを真似して僕もダサめの丸メガネをしてました。笑
(視力1.0なので伊達眼鏡というwww)

これは後ほど説明する話につながるのですが、

観察する→仮説を立てる→検証する

優秀な人たちはこのサイクルスピードと質が圧倒的に高いです。
だからこそ、新しい仕事に取り組んでもすぐに結果を出してしまうのです。


3:圧倒的なアクション数をこなす

世の中の優秀な人や結果を出し続けている人たちは例に漏れず普通な人だった頃からアクション数(行動量)が圧倒的に多いです。

理由はシンプルで、例えばあなたのチームメンバーのKPIが「1年間でヒットを10本それぞれが打つこと」だった場合、

A:年間10打席で10本ヒットを打とうとする人
B:年間1000席で10本ヒットを打とうとする人

AとBどちらの人が達成しそうですか?
ほぼ間違いなくBが達成しそうですよね?

そういった時に、

「でもそれって偶然の可能性もあるじゃないですか〜」

とか、

「打席数が違うからずるいですよ〜」

とか言う人がいますが、今回の場合のKPIは
「1年間でヒットを10本それぞれか打つこと」
としか言われていないので、偶然だろうが何だろうが全く問題はないのです。
(これに関していまいち納得出来ない人は1のパートをもう一度読みましょう)

ここまでアクション数が多いと、そもそも質が低くても偶然的に結果が出やすくその結果周りの評価が良くなることがあります。

僕で言うと、自動車メーカーの営業マンって自動車販売の目標と車検の獲得目標があるのですが、車検の獲得はいつも目標値500%ぐらいで達成してました。

理由は簡単で、

「誰もやってなかった車検の営業電話を全顧客リストに対して毎日やってたから」

なんですよね笑笑

今思うと、めちゃくちゃなトークスクリプトで電話営業の基本も知らずにやってましたが、行動量が他の営業マンより圧倒的だったので偶然的に実績も出てました。

でも偶然的だとしても実績が出れば自ずと評価もされますし、

(自分の結果を)観察する→仮説を立てる→検証する

を繰り返していれば、質も上がっていきます。

なのでまずは量をこなしていきましょう!

※ここで間違えてはいけないのが、1を忘れずに行動量を増やすことです。正しい努力をしなければ変な癖がつきますし、自身を消耗するだけなので、そこを間違えずにアクションしましょう

4:真似した事を咀嚼しながら意味を落とし込む

(2と同じく社内に参考となる人がいない場合は飛ばしてください)

仕事のできる人の真似をしながら行動量を増やせた人は、今度は真似している(真似してたけどやめた)事をもう一度観察してみましょう。

そうすると間違いなく最初は理解できなかった事の意味がわかるようになって来ます。

さっきのメガネの例で言うとその先輩の事を良く観察してみたら、非常に警戒心の強い(または表情から感情が読み取りずらい)顧客が多く、他の営業マンが苦手とする顧客層を得意としてました。つまり、その先輩はダサい丸眼鏡と一緒に愛嬌のある笑顔で営業をしてそういった顧客の心に入っていたのだなと理解することができました。

このように、当初は意味もわからず真似していた事の理由が「なるほど!」と気づけるようになります。そういった段階になったら本質的に良いところは真似をして、本質的でないことは自分なりのやり方を見つけていきましょう。


5:得意な事より苦手な事を見つける

ここまでできたら、おそらくそこそこ結果が出るようになっているのでは?と思いますので、ここからはより効率的に結果を出していくためのフレームワークに移ろうと思います。

一般的に世の中では、

「自分の得意な事を見つけてそれ伸ばそう!」

的なことが言われてますが、ぶっちゃけ自分の得意な事っていきなり言われてもわからなくないですか?笑

もちろんそれが分かっている人はいいのですが、それが見つかってない人がそれを無理に見つけようとすると、

「この仕事より自分に向いていることがきっとあるはず」

という状況になりやすく、結果として何も身につかないまま時間だけが経過していきます。なので僕が言いたいことは、

人と同じだけ努力しても、まるで良い結果が出ないことは苦手なことだと理解し、それをなるべく避ける

という事をすすめています。

理由は簡単で

・苦手なのでめっちゃ努力しても普通ぐらいしかできない。
→学校のテストであれば苦手科目を克服するすれば平均点が上がりますが、社会では100点満点の仕事を120点や200点でこなす人がいます。

そんな人たちは大抵自分の得意なことを理解して、最大限リソースを投下しているので苦手な人はまず追いつけません。

しかし、そこそこできることは1〜3を繰り返せば得意になるもできるのでまずは苦手な事を辞めましょう。

わかりやすい例として、僕の大好きな漫画「ナルト」にロック・リーというキャラが登場します。

彼は忍者にも関わらず、あらゆる忍術が使えません。

そんなリーに残されたものは体術しかなく、体術のみを練習していました。

人並みの能力しかなかったものの、誰よりも体術を練習した結果、「絶対に攻撃が出来ない」と言われていた天才我愛羅を圧倒的なスピードで置き去りにして一撃を食らわせます。

また、リーには八門遁甲というリミッターを強制的に解除する能力を持っていることが後々分かり、その力を使い圧倒的なパワーを見せます。

多くの人はこれを「努力の賜物」と評しますが、僕は「苦手なことをやらなかったから」だと思ってます。

もしリーが体術ではなく、忍術の習得に時間を割いていたらおそらくこのような結果にはなっていなかったのではないでしょうか?

残念ながら苦手なことを得意にするほど人生には時間的余裕はないので、それを選択肢から外すことをまずしましょう。

※もちろん僕にも苦手なことはありまして、車の長距離運転と駐車がめちゃくちゃ苦手です(営業マンなのにw)、なのでそれの対応策として営業マン時代はほぼ全てのお客様に店頭納車をしていました笑
自動車は5:5の割合で自宅納車を希望されるのですが、いろんな理由や特典を用意すれば意外といけたので、一緒に働いていた人たちにもバレていないと思いますw

6:自身の能力を少し超える仕事をこなす


仕事は筋トレと似ているところがあり、筋力を増やしたい場合は自分の限界値を少し超えたトレーニング(仕事)をやる方が早く成長できます。

これに関しては職種や会社の組織指針によって上限はあるものの、少なからずはその幅があると思うので、ぜひできることからやりましょう。

具体的にどんなことをしたらいいですか?という人は、上司がやっている仕事を手伝いましょう。もちろんあなたを評価するのが上司だからという理由もありますが、それ以上に上司はあなたの一つ上のレイヤータスクをしています。つまり、今のあなたのレイヤー(層)では見えないレベルの仕事をしているので、上司の仕事を手伝いながらその世界観を観察(ここでも観察力を使います)しておきましょう。

その世界がワクワクするものであればその仕事を続けるべきですし、微妙だと思ったら転職を考えた方がいいかもしれませんね。


7:抽象度の操作して自分ごとの事象として置き換える


実は「どうやってこれを説明しようかな〜」と考えていたら、先日出版された前田裕二さんの「メモの魔力」に同じことがすごく分かりやすく書いてあったので、ぜひそれを読んでみてください!w



 前田さんはメモにまとめてますが、僕は頭の中でできていれば問題ないと思います。(理由は「考具」という本を参照してください)

大事なことは、

「今、自分の身の回りにある全ての事象からヒントをもらい、仕事に転用できないか考える」

ことを習慣づけることが大切です。

よく、

「新井さんって、普段どうやって情報収集してますか??」

と言われるのですが、僕は本当にツイッターしかやってません。笑

その代わり、タイムラインのあらゆる情報を自分なりに咀嚼し、興味のあるものはソース元から本質的に大事なエッセンスを見つけ(特にバズっているツイートなど)、自身に転用できないか考えているのでツイッターだけでも割とイケてしまいます。

一つ例にして話をすると、

この画像はみたことがある人も多いと思うのですが、

「帰還した飛行機の被弾してあったところをマークしたもので、これを参考に補強すべきところを考えなさい」

という問いです。
結論的には、

「被弾マーク以外に被弾した機体は帰還できなかったから、そこを補強すべき」

という内容が答えとしてありますが、ここで僕が言いたい大事なことは「それに関しては確からしい転用結果の一つでしかない」ということです。

もしかしたら、被弾マークがないところは単純に狙撃難易度がめちゃくちゃ高いだけかもしれませんし、帰還できなかった飛行機とできた飛行機はそもそも被弾している銃弾の種類が違ったかもしれません。このように考えると一見屁理屈のように聞こえますが、前提条件が

「帰還した飛行機の被弾してあったところをマークしたもので、これを参考に補強すべきところを考えなさい」

しかないので、屁理屈のように聞こえる内容でも十分「確からしい転用結果の一つ」になります。

これと同じ原理で僕が社内でメンバーのタスク量のチェックに使っているのが、「ケアレスミスの量」です

普段はしないケアレスミスを何度も連発しているメンバーがいた場合、もちろん本人の責任の場合もありますが、キャパシティーを大幅に超えたタスクを処理しているがゆえにクオリティが下がっている可能性もあります。

本人のやる気に変動がない場合は、その理由が考えられるのでタスクの量を調整したりより効率的にタスク処理ができるようアドバイスをしています。

このように目の前の事象をあらゆる角度から観察し、課題解決や自身に繋がるヒントを得るようになると飛躍的に時間の使い方が効率的になるので、ものすごくおすすめです。

8:定期的にアウトプットをする

これはまさに僕が今noteを書いている理由がそれで、アウトプットをしようと思うと自身の知見の解像度をより鮮明にしないとできないんですよね〜。

今日、僕がここに書いてきたことは割と社内のメンバーにはよく話をしていることではあるのですが、改めて書いてみるとここまで体系的にはなっていなかったなと反省しました。

アウトプットはなんでも構いません。仲間に話すのもアウトプットですし、ツイートやブログも立派なアウトプットです。

そのように自分が無意識的に行なっていることや知り得たことを外に出すことでより理解度が深まるので、週に一度はぜひやってみましょう。

※ここでおすすめなのは「誰かに向けてアウトプットをすること」です。
自分しか見ない日記とかの場合、対象者がいないのでどうしても主観的になってアウトプットしがちです。誰かに見せるということは前提条件や事前知識が違う人にも理解してもらえるようにあらゆる例え話や表現技法、参考例を使いながら書かないといけないので、結果としてより理解度が深まります。


おわりに


いかがでしたでしょうか?ここに書いてあることを一つずつ実践していけばおそらく仕事ができる優秀な人になれると思いますので、ぜひ実践してみてください!!

今回の反響がよかった場合は、マネージャー編も書こうと思いますので、コメントやツイッターでご意見などいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!w

又最後に宣伝となってしまいますが(笑)、弊社では以下のポジションを募集してます!

・COO候補(人事・経理・法務・財務などバックオフィス業務が得意な人)

・デザイナー兼クリエーター(SNS用コンテンツの作製など)

・マーケター(広告運用が主になります)

・プランナー(毎日企画を考えます)

・サーバーサイドエンジニア(Goが書けなくても大丈夫です)

・フルコミインターン(やる気大事)

年度末まではなかなか事業内容を公表できないのですごくもどかしいのですが、社内の人材レベルを引き上げるためにあらゆる施策を行なっているので、自身のスキルセットを高めたい人にはなかなか良い環境かなと思います!!

いただいた内容は必ずお返事しますので、TwitterのDM又はメール(araitakao@arii-inc.com)までお待ちしております!



参考書籍

各パートは以下にまとめてある書籍により詳しく書いてあります。もし気になる人は読んでみてください。

1: 野村の流儀 人生の教えとなる257の言葉

1:伸びる会社は「これ」をやらない!

3:人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

5:NARUTO-ナルト- 

7:メモの魔力

7:「考具 ―考えるための道具、持っていますか?」

7:「 要点で学ぶ、デザインの法則150 -Design Rule Index」

いいなと思ったら応援しよう!