新井の漫画感想『付き合ってあげてもいいかな』
「付き合ってあげてもいいかな」そんなタイトルのマンガを同僚から薦められたのは先週金曜日。LINEマンガで1話が読めたので軽く読んで、即hontoで購入しました。
私は人から勧められたマンガはとりあえずすぐに持っているアプリで試し読みできないか確認→面白ければhontoで購入しています。20%オフクーポンが頻繁に配布されていてありがたい、新刊が発売されるとメールが来る、購入した電子書籍を散らかしたくないため、購入先はできるだけhontoに集約します。
一応作者様にはクーポンを使っても変わらず利益が入ってくるのかな。いくつかBlog等を読みましたがそういうことらしいです。
さて書籍の感想に移ります。(極力ネタバレなくいきます)
大学生らしさ全開
本作品は女子大生同士の恋愛を描いたガールズラブ漫画です。「冴子」と「みわ」という二人の大学1年生が主人公。第1話にて出会った二人は1話の内に付き合う流れになり、2話で付き合い、3話でキス。
うーん、早い!しかしこれが大学生らしさか、とも思います。
作者は1巻あとがきで「恋愛モノってどうして付き合うまでの話ばっかりなんだろう!?」「付き合ってからのモヤモヤをもっと読みたい!」と描いています。もちろんそうでない作品もあります(最近だと『あせとせっけん』とか序盤に付き合い始めて付き合ってから長いです)が、大抵ドラマでも漫画でも付き合うまでに時間をかけますよね。『君に届け』は付き合うまでに確か10巻以上かかっていて、付き合ってからキスするまでも色んなトラブルやすれ違いがあって長いなあとかつて思っていました。
でもこれが高校生と大学生の恋愛の違いなのでしょう
そして大学生活がリアルです。講義のシーンなんてものはあまり描かれず、軽音サークル行ったり、スポッチャ行ったり、バイトしたり、小旅行したり。うん、大学生活ってこういうものですよね。
この漫画の楽しみ方とは
現在出ている4巻まで読んでみて、この漫画をどう楽しめばいいのかと考えています。数話で終わって仲良しハッピーエンドだったら女子大生同士の恋愛を微笑ましく読めば良いと思うのですがそういうわけでもなく、結構トラブルが長く続きます。
このモヤモヤした感情が続くのも、ある日突然爆発してしまうのもリアル。Amazonでは4巻あたりで付いていけなくなったというレビューも見ました。その気持ちも分かります。
ハッキリ言って登場人物全員面倒臭いんですよね。「みわ」が面倒臭い女として最初から描かれるのですが、冴子も応援している友人も突っかかってくる男の先輩も、面倒臭さを抱えている。でもそのリアルさ、面倒臭さを含めて楽しめるなら読んでみて良いと思います。
自分自身はこの話でいったら絶対モブで二人の恋愛を応援もしないし、関わってもこないポジションだと思うのですが、でも誰に感情移入するでもなく懐かしさや胸を締め付けられる感じを抱きます。自分が深く入り込まなかったドロドロや周りのキャイキャイした様子とかが描かれているからかな。
個人的には同性愛だったら『抱かれたい男1位に脅されています。』みたいな絶対ハッピーエンドじゃん!という方が好きです。これは性別逆で男同士ですけど。
(最後にiPad落書き。こういう顔可愛いですよね。90-00年代っぽくて)