断言しよう。ネガティブな人はポジティブな人より幸せになれる。
これはネガティブのネガティブによるネガティブのためのnoteです。
ネガティブな僕が、「ネガティブな人はポジティブな人より幸せになれる」と言い切ることができる理由が書かれています。
「自分はネガティブだ」と思う方、ぜひ読んでみてください。自分を好きになれます。
「自分はポジティブだ」と思う方、ごめんなさい。気に触るかもしれません。
もしかしたら、ネガティブになりたくなるかもしれません。
ではどうぞ。
ポジティブと
ポジティブシンキングは別物だ
まず、ポジティブ・ネガティブの話をするにあたって、よくある勘違いにしてもっとも重要な点からお話しよう。
それは、ポジティブとポジティブシンキングは全く別物であるということだ。ネガティブとネガティブシンキングも同様に違う。ここがポイントだ。
ではどう違うのか?
簡潔にまとめると、ポジティブ・ネガティブは先天的に生まれ持った思考のクセ。
対して、ポジティブシンキング・ネガティブシンキングは後天的に身につけられるスキルなのだ。
つまり、思考のクセがネガティブな人でもポジティブシンキングは身につけることができる。
勉強やスポーツと一緒だ。練習すればどんどん上達し得意になっていく。
逆に言えば、本来ネガティブな人はポジティブにはなれないし、なる必要もない。
だって、ネガティブな人がポジティブシンキングを身につける方が幸せになれるからだ。
僕も超がつくほどネガティブだった
ここで自分のことを少し話させてもらうと、僕は大学生のころまで、超がつくほどのネガティブだった。
自慢じゃないが、全日本ネガティブ選手権が開催されたら全国大会には軽く出れる自信がある。
人がウワサ話をしているのが見えたら全部自分のことを悪く言っているように思えた。
人とすれ違う時に目があうと「あ、気持ち悪がられてるんだろうな」と感じた。
褒められても「どうせお世辞で裏がある」と信じて疑わなかった。
「黒へんに白」と書いてシッコクと読む。この漢字をご存知だろうか?
これは僕が鬱になりながら、子供部屋の狭いクローゼットに数時間引きこもっていた時に生みだした漢字だ。
意味は "黒よりも黒い黒。本当に何もない黒。自分の人生" 。
極まったネガティブに中二病を絡めるとこうなるのだ。ここまで読んでくれたあなたへ感謝を込めて、"シッコク" は著作権フリーにしよう。お好きに使って欲しい。
「ネガティブでよかった!」
さて、ネガティブに関するエピソードなら3日は語れるのだが、そんなことをいつまで語っていてもしょうがない。先に進もう。
こんな僕が心から言えること、
それは「ネガティブでよかった!」だ。
決して過大表現でも強がりでもない。
断言しよう。
「ネガティブだがポジティブシンキングを身につけることができた人間は、ポジティブな人間よりも幸せになれる」 と。
ネガティブ > ポジティブ の理由
なぜ、ネガティブだがポジティブシンキングを身につけることができた人間(以下、ネガティブなポジティブシンカーと呼ぶ)はポジティブな人間よりも幸せになれるのか?その理由は3つだ。
理由1:ネガティブなポジティブシンカーは
ネガティブな他人の気持ちがわかる
ネガティブな人なら一度は経験があるだろう。
何か悩みや不安を相談したら「なにそんなに悩んでるの?もっとポジティブに行こうよポジティブに!」と返されたことが。
「いやそんなことわかってますねん!ポジティブに考えられたら相談しとらんわ!」と思わず返したくなったことが。
でもこれはしょうがないことでもある。物心ついた時からポジティブな人はあなたの気持ちがわからないのだ。
ポジティブとネガティブのどっちが良い悪いの話ではなく、根本的に考え方が違うから話が噛み合わない。
一方、ネガティブなポジティブシンカーは相手に「共感」することができる。もとはネガティブだから相手の気持ちがわかるのだ。
ネガティブだったという経験は貴重な糧になる。
理由2:ネガティブなポジティブシンカーは
リスクを先読みできる
ネガティブな人の強みとして、未来の失敗やリスクを考えることに長けているという点があげられる。
「〇〇をやってみよう!」
「いや、でもこんなことがあるかもしれない、危険だ」
「ここで失敗するかもしれない、不安だ...」
というように。
ネガティブな人に勘違いして欲しくないのが、
これは明らかに強みであるということだ。
「ああ、こうやって自分はすぐに悪い方に考えるダメな人間だ...」と自尊心を傷つける必要はまったくない。
それを踏まえてやってみればいいのだ。ポジティブな人はリスクに気づくことが難しい。
なんならワザと失敗することもできる。戦略的に失敗するのだ。考えて失敗できるから、失敗から学ぶこともやりやすい。
ネガティブは上手く使えば失敗の質を上げることのできる、強力なツールとなる。
理由3:ネガティブという "隙" は
"好き" に繋がる
「ポジティブな人と一緒にいると疲れる」と感じたことはないだろうか。
明るい人は魅力的だけれど、明るすぎる人、ずっと明るい人は近づきがたい。憧れはあっても共感はしない。
対して、ネガティブというのは一般的に見れば弱み、隙だ。しかしその隙こそが人間らしく、共感を生み出し、人として好かれるのだ。
考えてみて欲しい。漫画の主人公には必ず弱みや隙、人間味あふれる考え方や意志がある。心無い主人公の場合は、必ず最後に人間らしさを魅せるストーリーになっている。
これは人が "人間らしさ" に惹かれるからに他ならない。
ネガティブなポジティブシンカーはもとがネガティブだから、いつもポジティブでは居られない。ヘコむときは超ヘコむ。
でもそれが人としての魅力をつくりだすのだ。
おわりに
さて、これがネガティブな人がポジティブな人よりも幸せになる理由だ。いかがだっただろうか。
これを読んで「ポジティブシンキングを身につけよう!」と決意された方が一人でもいたら、書き手としてこれに勝る喜びはない。
しかし、ポジティブシンキングは一朝一夕には身につかないかもしれない。冒頭の方でも言ったように、勉強やスポーツと一緒だ。スキルなのだ。
練習すれば上達するが、ある程度の時間はかかる。実際、僕は本気で変わろうと行動を始めてから3年半かかった。
それでも変わりたいと思う人は、ぜひ挑戦して欲しいし応援したい。
全日本ネガティブ選手権 全国大会出場者でも身につけられたのだから、あなたも身につけられるはずだ。
さあ、
ネガティブなポジティブシンカーになろう。
いかがだったでしょうか。
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2020.07.05更新 さい
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