♪超難題クリアなる作品完成を目指して
※ 火曜日の予定の都合上、今週分の前倒し更新です。
♪遡ること1980年代初頭に彗星のごとく登場した、稀代の天才プロレスラー・タイガーマスク(=佐山聡氏)のモデルではありません。
1960年代末から放映されていた、最初のアニメのタイガーマスクの最終回。
現在還暦世代以上の男性なら、今も記憶に強烈な最終回『去り行く虎』。
令和の時代なら絶対にオンエアNG。
「喰らえっ!これがお前たち虎の穴に教えられた反則だ!」
身寄りのない(※原作では別の表現)子どもたちを言葉巧みに実質拉致から、悪役レスラーに育成する『虎の穴』。
主人公の伊達直人は正しい心を伝えるべく、それまでの『黄色い悪魔』と決別し、組織を裏切り正義のレスラーに転身。
その結果、刺客にリング内外で命を狙われる設定でした。
そして最終回、遂に組織のボスとの壮絶な一騎打ち。
この台詞から最後には、相手をリング上で◆してしまうことで……
お手数ですが検索いただければ、詳細が配信されているかと思います。
ちなみに記憶が曖昧ですが、私と同い年の、と◆ねるずの石◆(さん)が、
「未来永劫、究極至高の最終回!」
このような賛辞を大興奮で話していた場面を、今、思い出しています。
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2019年早々にスタートから丸5年目前とは、振り返ればやはり早いです。
独居実母の通い介助以上介護手前のお話です。
真っ先に痛感したのが、当事者としての『80/50問題』でした。
この時点で遅々として進む気配のなかった大規模な区画整理は、市井の説明が二転三転で、正確な情報が掴めませんでした。
母子2人暮らしでの在宅介護が中長期化しているご近所さま、少なくないようでした。
「母の介護のために早期退職から、今はネットオークションが微収入の命綱で、他は母の年金と預貯金の切り崩しです」
このように語る介護者が映し出されたテレビの画面が、胸に刺さりました。
幸いにも私は以下のようなライフスタイルゆえ、どうにか今日まで踏ん張れていますが、拘束時間が伴う仕事であれば、とっくに破綻していました。
(2023年10月14日(土)更新)
さらには親子の歴史すなわち両者の距離感と、互いを思う『こころ』の個人差も、ストレスなど負の感情の大小と密接に関係すると考えます。
双方を素直に慕い合い、さらには溺愛に準ずる感情があれば、落胆・悲しみ・申し訳なさなどが、日増しに膨らんでしまうことでしょう。
対して私のような親子の歴史を持つ(※詳細割愛)場合、
「この人物に人間として生命を与えていただいたのだから、俺が最期まで面倒見なきゃいけないのは当然として、それでも腑に落ちないな」
感謝こそあれども、どこかしら貧乏籤を掴まされた感が否めません。
上記は両極端ですが、これら対極の感情の間に、介護なる現実と向き合う人の数だけ、それぞれの感情と事情が存在しています。
今年に入り、あれやこれやを冗談に昇華させて笑い飛ばす上級者を自認する私も、
「90歳で独居の実母の通い介助も、ここが限界だろうな」
一時的に目を逸らすことでは、明日を迎えられなくなりました。
・振り込め詐欺師に、自らクレジットカードと暗証番号を差し出すかのような愚行。
・他人さまの財産や心を損壊するような、非常識な言動を自ら仕掛ける繰り返し。
認知症の三文字ではご容赦いただけない一線を、遂に超え始めました。
ここ数ヵ月は、この連続の後始末に奔走で、正直疲弊気味でした。
本人の性格もあるのでしょうが、謝罪や労いの言葉は一切なく、逆ギレの捨て台詞しか発しません。
後手に回るばかりの謝罪行脚時の菓子折りも、流石にネタ切れです。
ちなみにお察しの通り、私に同居の意思は欠片もありません。
我が生活空間内に常時存在するとなれば、ほどなく私の心が壊れ腐ってしまいますし、それは向こうも同じでしょう。
これまで第三者の目の前では、完璧な健常高齢者を演じ切れていましたが、それもできなくなったようです。
単に認知症の影響なのか、元来の特性が老化で露呈しているのか、医学の素人の私(たち)には判断がつきません。
中長期的な介護経験に富む親族・知人などが、
「これ以上自分一人で抱えると、先に壊れてしまうよ」
はては実母の主治医からも、
「この紹介状持って、カウンセリングに行きなさい」
指定先は記述不要ですね(笑)。
これらの現実を前に、明確な着地点が、私たちの間で確認共有できました。
☆ そのような一方通行の施設に、強制的に入所させる。
主治医のご理解もあり、ご多忙中貴重なお時間を割いていただく形で、数々のアドバイスを頂戴できました。
飾り言葉や慰め・励ましなどを一切排した、厳しいプロ目線でのお言葉、無限レベルの勇気となっています。
遅すぎたとの意見もありますが、
・法律の専門家
・損害保険代理店の担当者
・民間の介護ケアプランセンター
・実母が単独で出入りする商店その他
・親族など実母が単独で連絡を取ることができる第三者
・そのような施設への根回し折衝
etc~
(順不同)
現状継続が招くと想定されるリスクを炙りだし、各々に備える対応を、先日から急ピッチで現在進行形です。
本来なら最も身近な頼れる存在の、町会長や民生委員の力添えは、これまでの経緯から期待できませんが、大丈夫です。
「介護サービスの世話になる・施設に放り込まれるくらいなら、アンタたちを◆して自分も◆ぬ!」
「私は常に正しく・尊く・優れている!70歳以上の世の中の老人は◆に絶えてしまえ!」
尖った切っ先をこちらに向けたその姿を確かめたことで、迷いもなくなっています。
大先輩もしくは現在同じような立ち位置の読者各位であれば、この『すりガラス記事』の行間を、正しく読み取っていただけることでしょう。
これは私の弱さに他なりませんが、こうした心身の状態では、執筆作曲仕事に悪影響が誤魔化せません。
それでもここまで、年内締切りの大半を前倒しで入稿から、無事査収いただけています。
仕事の手を止めれば収入もストップするため、この難題だけに集中はできませんが、それは多くの介護者と一緒です。
どうしても既存のクリアすべき諸々が避けられず、私には牛歩と感じられる闘いになります。
『被介護者の尊厳がどうのこうの』
これは部外者の綺麗事だと、あらためて痛感から確信しています。
さりとて心ない介護に及んでしまっては、最終的に自分(たち)が救われません。
このまま実母本人の心身が現状維持であれば、越年は避けられないタイムスケジュールとなるようです。
十年前、こちらも別の意味で大いに手を焼かされた実父逝去時、
「これまでよく頑張ったね & これで随分楽になれたわね」
葬儀中このように労ってくださった叔母に対し、
「残っている御仁はこんなものでは済まない & 桁違いのより壮絶な闘いになります」
予言的中 …… これが率直なところです。
( -o- ) ここまでこの程度で済んだのは奇跡 = よく保ち続けられたモノだ。
これが現在地。
ここからが第四コーナーを曲がった最終直線。
・まずは自分たちと息子夫婦や孫に、招かざる負の影響が及ばぬように。
・実母と接点が生じてしまう第三者各位への失礼やご迷惑を、全力で遮断。
これまた酷い一文になりますが、90年前に己が母親の胎内に置き忘れてきたのか、もしくはどこかで落っことしてしまったのでしょう。
「アンタが繰り返す『心ある言動・他人の心を土足で踏み荒らすな』の意味がわからない!
すべては〇か×で、自分だけが常に正しく、愚民どもが×だ!
なぜなら私は完璧で優れているからだ!」
幼い日、鼓膜に日々届き続けていた、母とされる大人が放つ、この台詞。
苦い記憶のままのこの叫び声手前が、私たち母子が離れていた数十年間、彼女の暮らす町に響き続けていたのでしょう。
ならば私が公約実行すべきは……
( ; ^-^ ) b 最後は政見放送みたいだな(苦笑)?
最後にもう一言。
同じ境遇の読者各位に対し、安易に「頑張りましょう」とは申しません。
誰もが目一杯頑張り踏ん張っていること、互いに理解し合えています。
さらにはこの一言を連呼する姿勢、あまり好きではありません。
私はアナタが生命を授けた、おそらく唯一無二の存在かと思われます。
遠い日にアナタが私に『これが正しい』と仕込んだ、人間の心の欠片も見当たらぬ諸々、今こそすべて、そのままお返しします。
アナタが数多の人たちに届けた『人としての反則の数々』を、しっかりと喰らって悶絶し続ける、一日も長い余生をお過ごしください。
この生い立ちゆえ、この場面で伊達直人になれますが、これだけは宣言。
或 頁生、去り行くことはありません。
正義でも優れてもいませんが、負けは許されませんし、負けませんよ。
( ^-^ ) / ご一読感謝 & 何かを感じ・考えていただければ幸いです。
10/16/2023 (MON)
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