「どんな社会を作りたい?」Designshipから見えてきた、クリエイティブへの想いを共有しあう意義
こんにちは!アクアリング広報チームの杉浦です。
先月開催されたDesignship2020に、アクアリングの有志メンバーで参加しました。
Designshipとは
Designshipとは、一般社団法人デザインシップによって2018年から始まった、日本最大級のデザインカンファレンスです。
このカンファレンスでは、デジタル・グラフィック・プロダクトなどそれぞれの領域で活躍する方の講演が2日間にわたって開催されます。
今年は"物語の力で「デザイン」の壁を越える。"のテーマの通り、デザインを軸に領域・業界を横断した、さらに多様なセッションとなっています。
今年は感染症対策として初のオンライン開催となり、10月24日(土)、25日(日)に実施されました。
アクアリングがDesignshipに参加する意味
デザイン会社であるアクアリングにとってこのカンファレンスは、最前線のデザインナレッジを吸収して共有し、業務へ還元していくという目的を持っています。
一方で「概要共有だけではアーカイブを視聴するのと変わらないのでは?」という去年の反省から、今年はどのようにアクアリングらしい解釈をするかがテーマとなりました。
そこで今回は、カンファレンス後に参加メンバーでディスカッションを行うことを前提に、それぞれ自宅でDesignshipを聴講しました。
共有された、クリエイティブへの姿勢
後日参加メンバーで集まり、それぞれが印象に残ったセッションから議論がスタート。
斎藤精一さんの「脱境界」、中村勇吾さんの「レンガから考える」など、視座の高いセッションの数々に全員が深く感じ入ったことが分かりました。
次第に個々のセッションの感想から、カンファレンス全体を通して感じた印象の話へ。
参加メンバーが特に感じていたのは、多くの登壇者が「こんな社会になったら良い」というシンプルで明確な想いを持ち、各々が命題と向き合っているということでした。
次第に参加メンバー間でも「どんな社会を作れたらうれしいか」という問いが浮かび、シンプルな問いだからこそ考え込むメンバーもいれば、率直な想いを共有するメンバーも。
これは“地域創生とデザイン”のセッションでも話に上がっていた、「強制力のないところで各々が哲学を持ち発信することが大事である」という言葉にも通ずる、クリエイティブの根幹になる部分だと感じました。
考えは違えど、それぞれがメタメッセージを持ってクリエイティブに取り組むことの意義を改めてメンバーで共有できたことは、とても意味を感じる体験でした。
このディスカッションは思いがけず、普段は表に出さない仕事への意識や考えを共有する場となり、互いの距離がより近くなったように感じます。
この感覚はチームでモノづくりをするうえでとても大切に思えましたし、その場にいたメンバーも同様に感じていたように思います。
この体験から、「クリエイティブへの想いや姿勢を改めて自問し、共有し合う機会をつくるのはどうだろう?」というアイデアが生まれました。
全員の賛成もあり、当初話していたDesignshipのアクアリングらしい解釈として、社内でワークショップを企画するという結論にまとまりました!
仲間の想いを知ること
今回はオンライン開催だったため、それぞれが考えを成熟させてからディスカッションを行うことができ、メンバーの着眼点の違いや共通した姿勢をより実感できました。
また、それぞれの登壇者に共通した意識や哲学を感じることができたのは、受け取り手である私たち自身も、コロナ禍の苦労をともにして共感力が高まっていたからのようにも思えます。
今回のディスカッションをきっかけに、普段は知ることができない仲間のクリエイティブへの純粋な想いを知る機会や、自分自身について振り返る機会の大切さを再認識しました。
これからもシンプルな想いに立ち返る機会を大切に、今後実施するワークショップの展開にも期待したいです!
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