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アスペが寝てたらほっといてあげて

とにかく寝ることが好きだ。
好きなものはなんですか、何をしたら気分が変わりますか、ストレス解消法はなんですか、なにをしたら元気になりますか
これらの問いにはすべて、寝ること、と答える。

私は一週間のなかで一日、 一日中寝る日 が必ずある。
朝 家族を見送った後、8時から長い睡眠がはじまる。
昼頃に一度空腹で起きる。空腹をプロテインで満たす。
午後の睡眠に入る。
薄い意識の遠くで下校する小学生の元気な声が聞こえる。
外はまだ明るいまだ寝れると安心する。
17時 夕暮れのチャイムで私はのそのそと起きる。
とても気分がいい。
たまに寝すぎて片頭痛。
昼間にこれだけ寝たら夜は眠れなくなっちゃうって18時頃に思うのがいつものパターン。
でも安心して。21時頃には眠気で半分意識がとんでいるから。
そしてまた私は眠る。

言い訳をする。これは怠け者の行いではない。
カウンセラーという職業上、自分の体調とメンタルを安定させることはだいじ。
カウンセラーが疲れていてメンタルが不安定だったらクライアントの話は集中して聞けない。
私はよい仕事をするためにも、1日中寝る日が必要だ。

発達障害の当事者には、ロングスリーパーが多い。
寝ることが何よりだいじという当事者はわりといる。
発達障害当事者が来談し、私は困りごとを伺う。
その際、私はかならず、来談者の食事と睡眠の状況を確認する。
発達障害のとっちらかった思考に不眠が重なると、気持ちが落ち込みやすくなったり、不安が増したり、イライラが頻出する。
当事者の生活で一週間のうち2日の休日があったら、そのどちらか1日はできるだけ静かに休んでほしいと提案している。

私のカウンセリングには、夫が発達障害というカサンドラ妻も来談する。
「夫は休日になるととにかく寝る。子どもの世話をしてほしいから夫を起こすと、夫はとても不機嫌になる。夫は休日なのに家族に協力しない。怠けているように見えてケンカになる。」
これはカサンドラ妻からよく聞く言葉。
休日だから家族の時間をという妻側の気持ちはよくわかる。
しかしもし、カサンドラ妻が100歩譲ってくださり、夫の発達障害を理解してくれるのならば、休日は昼過ぎまで夫を寝かせておいた方が夫婦関係はうまくいくだろう。

で、最後に、ちょっと自慢させて。
アラフィフになると長く寝ていることができなくなるという。
寝ていることさえ体力が必要ということらしい。
アスペ52歳がこんだけ寝れるの、いかつくない?
そんなにねれてすごいね赤さんみたいってここほめてほしいとこ。


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